中間層が減ると税収が減るのに、貧富の差の拡大を容認する不合理
富裕層減税、法人税減税、貧困層増加。どこから税収を得るのだろうか?
貧困層を中間層に底上げするしかない。
人件費を抑制すると被雇用者から徴収する所得税が減ります。収入が減れば消費も抑制されるので消費税も減収になる。
人件費を抑えた企業はその分多めに法人税を納めるか?経費を計上して抑えようとする企業もある。
サービス残業により従業員から徴収する所得税が労働時間に比して少ない、定着率が低い等 税収減と労働保険や医療費の出費を増大させている法人は法人税率の軽減対象から外した方がよいのではないか。
国庫の歳入が減少し経済活動の海外進出、防衛のための予算が削られることになれば資源市場獲得競争に敗れ、経済活動が制限される。さらに企業・個人からの税収が減るという悪循環に陥ります。
アメリカだって今はまだ中国との間に国力の差があると言っても、税収減で国力が落ち制海権を失えば資源市場獲得競争に敗れる。経済活動は制限され更にじり貧になる。
新自由主義は資本主義を崩壊させる因子を内包しているのではないか。
「いかなる組織においても、いかなる企業であっても、トップの人間が一般社員の20倍を超える給料を得るようであれば、それは誤った経営である」J・P・モルガン
「資本コストがどのようなものであろうとも、資本を供給したのは第一に彼ら大衆であったからである。」ヘンリー・フォード
アメリカ資本主義創始者たちの言葉は、今日の新自由主義者たちに社会主義だと言われかねないのではないか。
競争しないで、自然エネルギーとリサイクルで解決。という訳にはいかない。
エネルギーのみならず、身の回りの素材 衣類、生活用品、食材、薬品から電気ガス水道設備や道路、交通機関に至るまで原料の調達を輸入に頼っている。価格決定権を握られたら豊かな生活は遠のく。
すべて国内調達って江戸時代に戻るの?人口が増えているから江戸時代よりも一人あたりの取り分が減ってさらに貧しい生活が待っているし、江戸時代のような生活を許すほど世界は寛容ではありません。それは150年前に終っています。