nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

体育蔑視が生存機会まで奪っています。

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0年代にテレビで小学校の運動会で足の遅い子に劣等感を与えないようにと全員一緒に1等賞というシーンを見たけど、未だにやっているところはあるのだろうか。

 

あれは脚の速い子供に対する大人のいじめだと思ったね。

徒競走で全員一等賞にするのなら、算数国語のテストも全員100点にしたらどうだ。

算数で1番になれなくても運動会で1番になれる機会を奪ったんだ。

平等だと言いながら運動が出来る子を差別している。

 

跳び箱を飛んだら手首の骨を折った。サッカーで友達とぶつかったら脚の骨が折れた。

崖から落ちそうになったのに咄嗟に手が出ずそのまま落下した。

 

カルシウムをどんなにとっても負荷をかけなければ骨は強くならない。

遊ぶ機会のなかった子供が大人になった途端、反射神経がよくなるわけがない。

 

運動は危険、怪我をするからさせたくない。その考えはかえって危険。

小傷を繰り返して、転び方がうまくなり大怪我を防ぐ術を身につけていく。

避け続けた結果が防ぐ術なく大怪我や障害、死亡に至る。

学んだ成果を活かす機会が奪われる。

 

どうしても全員一等賞にしたいのなら学科も全員100点にすればいい。

どうしてもそんなこと出来ないというのなら競争にすればいい。それが平等。

 

そういうお前はどうなんだって?

体育は苦手でした。でも全員1等賞という馬鹿なことを言う大人がまわりにいなかったので小傷は何度もこさえながらも運もあって、海でも山でも街でも大怪我することなく生きています。