自動車を運転すると眠くなってサービスエリアの駐車場で仮眠を取ることもしばしばある。
小さいクルマ、大きいクルマを問わず困った体質です。
しかしスズキ スイフトを借りて遠出をして1日走り回っても眠くならなかった。
1日運転し終えると頭がぼうっとするのにしなかった。
一体これはどういうわけなのか、
騒音が大きいとか小さいとか、乗り心地が堅いとか柔らかいとか気にならない。意識しなかった。
アクセルを踏み込んでも耳障りになるほど甲高い音が出たり、急激に音量を増したり籠ったりしなかった。
ロードノイズは入っても籠らず抜けていくので耳に音圧が残らないから、クルマを降りた後も耳が澄んでいる。
目の疲労は意識できるが、耳の疲労は意識することがない。耳が澄んでいない状態は耳の疲労ではないのか。
ショックを受けても腰や頭に響くことはない。足回りとボディとシートの連携プレイ
運転席を中心にして車体の前後があまり上下に動かない。
以前乗った3ナンバー車は路面のうねりでフワンとボンネットが上下したが、これは視線が上下して目が無意識にピント合わせをしていたのではないか。
上下する車外風景に無意識にピント合わせをしているうちに目の筋肉が疲れたのではないか。
目が疲れ、耳が疲れると脳が休もうとして眠くなるのではないか。
クルマを朝から借りて夕方になると色々気になることが出てくる。
朝のうちは感じなかったのに、路面からのショックを感じるようになったり、朝はボディがしっかりとしてると思ったのに夕方になったら床がブルブルしてると感じる。
スイフトは朝と夕方で印象が変わらない。
高速で大型トラックの脇を追い抜く際、以前乗ったコンパクトカーは風圧で緊張したが、スイフトは何も起こらない。切符を切られないように注意しながら、少し飛ばし気味のドイツブランド車についていったりしたが、ハンドルを握る手が緊張を強いられる場面もなかった。
カーブを曲がる時、直進するとき修正舵をした気がしない、進路を乱され難い、操作とクルマの動きに差異を感じない。
走行中のシフト操作はエコノミーモードとSモードの切り替えスイッチを押すだけ。
登り坂、下り坂ではSモードにすればぐいぐい登るしエンジンブレーキが効くからレバー操作は駐車の時しか必要なかった。
高速道路ではエコノミーモードのままでも100キロからアクセルを踏み込めば加速するし登り坂でもペースを保てる。パワーがないという評論を見かけることがあるが、ケチってアクセルを踏んでいないのではないか。
アクセルを軽く踏んで飛び出すようなクルマは最初はパワフルに感じるかもしれないが、車庫入れや駐車がやりにくい、意思をもって加速したい時に踏み込む方式でなければスピードコントロールに気を使って疲れる。
ブレーキも同様、やけに軽いと思い通りの位置に止めることに気を遣う。
こういったことの積み重ねで疲労の原因になる。
ケチをつけるとしたら後付けのナビ、山道で右に左にハンドルを切る度に「急ハンドルを検知しました。安全運転を心掛けましょう。」試しに法定以下の時速20キロでも「急ハンドルを検知~」どうしろって言うのか。
そんなこんなでスイフトを返したけど肩、背中、腰どこも痛くならなかった。
燃費は17.8km/l 道中の2/3は一般道 ナビに文句を言われながら走ったにしては燃費は上出来ではないか。
大きくて高いクルマでなくても疲れないクルマはある。大きいクルマでも疲れるクルマもある。
コンパクトカーで用が済む場合は、またスイフトを借りよう。
ベストカー7/10号(6/10発売)の24頁 ドイツで売れている日本車という記事があり、日本車のみのランキングで1位 マツダ3(アクセラ)、2位 日産キャッシュカイ(日本未発売 エクストレイルより一回りコンパクトなSUV)、3位 スズキ スイフト、4位 マツダCX-5、5位 トヨタ ヤリス(ヴィッツ)となっていた。
3位がマツダ2(デミオ)やホンダ ジャズ(フィット)ではなしに発売5年目でそろそろモデルチェンジの声が聞こえるスイフトが入っている。発売から年数が経っても一線級にいる。これは名車と言ってオーバーならば銘車と呼ぼう。
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