贈収賄事件が起きると、あんな真面目な人がなぜ という職場の同僚のコメントが報道されたりします。
別に当人が猫を被っていたわけでもなければ、同僚が心にもない事を言っている訳でもありません。
真面目だから事件に巻き込まれたのです。
贈賄する側は不真面目という評判の人には声をかけたりしません。
賄賂を贈っても台無しになる公算が高いからです。
おしゃべりに渡したらすぐに発覚してしまいます。
内緒のつもりなのにいつのまにかしゃべっている憎めないキャラです。
札付きでマークされている人物の場合は本人がしゃべらなくても組織のチェックが厳しくて発覚する公算が高い。
頼みごとをしても協力者がいない人物では賄賂の対価が受け取れません。
ぐずぐずしてる人に頼むと、「何やってるんだ」と組織内で怪しまれて発覚します。
贈賄側が選ぶのは真面目な人です。
★★★
きっかけは小さなことから
贈賄側は御挨拶として転勤祝いや新年度挨拶、お中元、お歳暮を自宅宛に送って様子を見ます。
受け取るなら脈ありと見ます。
家族が宅配便業者から受け取ってしまったら速攻で返すべきです。
最初から高価なものを贈れば誰でも警戒します。
そう高価なものではないからまあいいかと受け取ってしまう。
最初に受け取ったら、だんだんレベルを上げて慣れさせて腐れ縁を築く。
そうして嵌っていきます。
★★★
受け取っておいて便宜を図らないならいいだろ、なんてズルイことを考えるとどんなしっぺ返しがあるかわかりません。受け取らないのが第一です。
受け取り拒否して 愛想ないかな とか考える必要はありません。
なんせ下心のある贈り物なのですから。
それではまた。