危ないのはどっち?
Bチームでは業務中に言い合いになることが日常茶飯事、しまいには納得できないと他のメンバーにも意見を求めて 結果、指示が変更になることもある。
Aチームはみんな和気あいあい、言い合いなんてない、和やかな雰囲気の中で1日の業務を終える。
ストレスを避けたいと思えば、Aチームが望ましいと考えるかもしれません。
AチームのメンバーはBチームに同情します。「大変そう 大丈夫?」
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油断がならないのは実はAチームの方です。
軋轢が生じるのは間違い見込み違い見当違いを指摘した時や意見の違いを表明した時です。
問題提起をして面倒臭がられた時です。
丁寧な言葉で言われても自分を否定されたように感じる人もいます。
軋轢がないということは間違いも見当違いも意見の違いもないということ?
メンバー全員が能力も性格も非の打ちどころがない?
対立がないということは誰も論争を引き起きすような問題提起をしていないということ。
ミスを見つけることはタブー、人の粗探しをするな、和を乱すな。
外部に迷惑をかけても仲間内で庇い合う。隠す。発覚したときには問題や被害が大きくなり関係修復に多大な費用を要す。
多大な費用をかけても信用を取り戻せるとは限らない。
※会社の常識は社会の非常識になる。
(※Company、Societyという英語から会社、社会という日本語を造語した人はスゴイ!)
(Railroad、Railwayから鉄道という日本語を造語した人もスゴイ!直訳したら軌道になる。撮り軌、乗り軌、軌娘じゃ語呂がよくない。撮り鉄、乗り鉄、鉄娘じゃないと)
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Bチームは諍いが絶えないように外から見えても中の人間は悩んでいない。
徒(いたずら)に争っているわけではない。
うまくいかないときに不満をぶつけ合うのは普通。
不満をぶつけられても人格を否定されているわけではない。
Aチームに諍いがないのは見て見ぬふりをしていること。
うまくいっていない現実はないと信じることにする、
雰囲気に慣れてしまうと不感症になる、問題を問題と思わなくなる。
指摘をする人は和を乱す人、協調性のない人、もっと大人になりなさい。
指摘をされると、人格を否定された、ひどい。
誰も傷つけないように躊躇する、根回しをする、言い方を反芻しては工夫を繰り返す、どんどん時間が経過する、その間に外部への影響が拡大する。
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Aチームの和とは 付和雷同 の和
Bチームの和とは 和して同ぜず の和
衝突を避けようとして、時間を浪費して問題を肥大化させて自滅。
外部からは衝突のように見えても内部ではルーチンワークで最短で問題解決。
誇らしいと思っていることが恥ずかしいことだった。
恥ずかしいと思われていることが誇らしいことだった。
Aチームは世間では外見で立派な組織と思われていました。
しかし(付和雷同の)和を尊んでリストラになりました。
Bチームの下剋上で後塵を拝することになりました。
それではまた。
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前回7月9日のエントリーをUPしてから思った。
タイトルが「投票のやり直しはない」
まるで決定したみたいに断言してるじゃん。 一瞬ビビって曖昧な表現に直そうかと思った。(小心者め)
7月5日のエントリで「再投票をしない方が恥ずかしい。」と書いている。
矛盾しているじゃないか。
しかし考え直した。
やり直し?投票をなめるな!恥ずかしくたっていいじゃないか。と思って直すのをやめた。
そうしたら翌日7月10日に某国営放送が確定報道をしてるじゃん。
まいっか。
恥ずかしくたっていいじゃないか をキーワードに書いたのが今日のエントリです。
日本史でも似たような話はあります。
Aチームが兵農兼業の諸大名、Bチームが兵農分離の織田家とその後継の秀吉
Aチームが秀吉亡きあとの豊臣家、Bチームが徳川家
Aチームが幕末の徳川家、Bチームが薩長
Aチームは薩長の末裔、Bチームはアメリカ
現在のAチームは?
それではまた。