宮崎アニメだったらどうなる。
カタワレ時がやってきた。
互いの姿が目の前に現れて入れ替っていたふたりの心と体も元に戻った。
三葉「瀧くん、瀧くんがいる。」
瀧は三葉をギュッと抱きしめて、くるくる回って、お姫様だっこをして崖の上を駆けまわります。
そんな事をしている間に、カタワレ時は終ってしまった。
(それで終わりにするな)
☆★☆
瀧は自分の時間に帰れなくなってしまいました。
三葉と一緒に麓へ下りることにします。
テッシーの自転車は健在でした。途中の山道で落としたりなんかしませんでした。
二人乗りで垂直の壁を走破し、崖と崖の間の谷も飛び越えてしまいます。
道交法違反なんて言いっこなしです。
良い子も悪い子も普通の子も真似できるわけがないのですから。
そんな中で、瀧は記憶を失います。何やってんだ俺。自転車を止めます。
後ろで摑まっているのは誰だ。姿が中二の瀧になります。
3年前の世界にいる瀧は3年前の姿に戻ってしまいました。
服装も中学校の制服姿になりました。
「誰?あんた」
「だめー 思い出して」急いで町に戻らなければならない三葉はあせります。
自分が前に代わると言う三葉に、訳がわからないながらも瀧は男の意地で自分が連れて行くと言い張ります。瀧は瀧でした。
中二の瀧の後ろに高二の三葉が摑まって乗っているという構図になりました。
隕石の落下が迫っている状況で、クラスメートに見られたらどうしよう とか言っている場合ではありませんでした。
☆★☆
お約束で自転車は途中でぶっ壊れました。(ぶっ壊してしまいました。)
その勢いで二人は坂道を転ばずに自転車よりも早い速度で駆け下りました。
二人は走って麓の町を目指します。
三葉と落ち合ったテッシーは瀧を見て怪訝な顔をします。「誰?そいつ」
説明できないので、説明は後で とその場は誤魔化して三葉とテッシーと瀧の3人で変電所の爆破に向かいます。
瀧も実行犯になりました。瀧は計画もしましたが記憶にございませんでした。
3年後に計画した張本人なのに爆発を見て3人の中でひと際ビビリます。
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赤い髪の女の子が隕石から隕石へとジャンプして飛び移っていました。
空中で玉乗りのように足で隕石を回していました。宇宙の魔女の子でした。
糸守にいる宗助という男の子に会いに行くと言います。
人間にはとても迷惑なことでした。
町では 君のためなら空を飛ぶことだって、糸守湖の水を飲み干すことだってできるのに。と言っているドロボーは無視されていました。
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その頃、東京では中学二年生の男子生徒が行方不明になっていました。
神隠し のように消えてしまった。と噂されていました。
隕石災害からの避難を終えて、瀧はトンネルを見ました、見覚えのあるトンネルです。
瀧はトンネルを抜けると東京の山中にいました。今までの記憶 三葉と行動した記憶はありませんでした。
追った三葉はトンネルを抜けると 瀧 はいませんでした。また糸守に出ました。瀧と行動した記憶はありませんでした。
神様の計らいでした。
忘れていた、でもずっと探していた人を探して二人は街を駆けるのです。
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シン 君の名は
カタワレ時がやってきた。
互いの姿が目の前に現れて入れ替っていたふたりの心と体も元に戻った。
瀧は包帯だらけになっていました。
(包帯はヒロインの方じゃないの)
(心は三葉だったから合っています)
「お前さあ、人の体を乱暴に扱うなよ。」
「かんにん!なんか骨も太いし(筋肉もあって)大丈夫かなと思って、力の加減がわからんかったんよ。」
三葉の父 宮水ゲンドウは 三葉に人型最終兵器に乗れという。
隕石の正体は使徒だ。行って殲滅して来いと言う。
「嫌よ お父さんは私のこと いらないと言っていたのに」
包帯だらけの 瀧が だったら俺が乗ると言う。
三葉「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……私が乗ります。」
タカピーな帰国子女が「あんたバカァ」と言って三葉を挑発し、瀧に急接近します。
奥寺一尉も参戦して瀧のハーレム状態になりました。
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ソードアートオン糸守
「お互い忘れないようにさ、名前書いておこうぜ」
「怒るよ 瀧くん」「瀧くんはわたしにとってここで過ごした2年間の意味であり、生きた証です」
(2年も入れ替っていた)
2年の間に命の危険をくぐり抜けることもあった。
拉致されて助けられたこともあった。
ストーカーに襲われたときに目覚めて元に戻った瀧くんが私の家まで助けに来てくれた。
瀧に妹がいたが、本当の妹ではなかったので恋のライバルになることもあった。
武器商人の女子、狙撃する女子 が瀧くんのまわりにいて刺激的。
瀧は誤解と行き違いとお茶目が過ぎて妹とスナイパーからはビンタ1発、正妻からはパンチを2発受けた。
「わたしは絶対 瀧くんともう一度会って、また好きになるよ」
システムの法則を超えた人の想い、いや神の計らいをも超えて二人は名前を忘れることはなかった。
瀧は糸守湖を見下ろす崖の上から東京に戻ると三葉を探した。
高二と大二の年の差は関係なかった。周囲は妬いたり、冷やかしたりしたが、もう止められなかった。
ごちそうさまでした。という他ありませんでした。
(これって 4月ばかの嘘というより 二次創作じゃないの)
(4月ばかの嘘というのは 嘘でした。)
それではまた。