二者択一を迫られてきた日本国民
賛成か反対か、法案通過か法案廃止かどっちか選べ
法案そのままはイヤ、でも何もやらない訳にはいかないと廃案方針は支持されず、反対、廃案ばかりを訴えた社会党は支持を失い消滅しました。
全面的に賛成ではない、法案を直してから通してほしい、廃案ありきでは直せない、それなのに廃案ありきで時間潰しばかり、もうたくさんだ、いいかげんにしてくれ、国会中継を見てうんざりだと民意を受けて消滅しました。
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かつて民主党(民進党の前身)は期待を集めた
元自民党員もいる、社会党とは違って法案を直してから通す政党として期待された。
それなのに、社会党みたいに反対・廃案を訴えるようになり、国民は二者択一を迫られた。また同じじゃないか。
改名した党名が民進党。台湾かっ! しかも共産党と協力するという、国民党にすればよかったんじゃないか。
※台湾の民進党は中国からの独立政策、国民党は中国共産党と宥和政策
希望の党(改憲)と立憲民主党(護憲)に分裂して呉越同舟はようやく解消されました。
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事実上自民党の補完勢力となっている希望の党
(2017年10月13日 日本経済新聞 朝刊4面)
「与党なぜ優位」「野党競合で批判票分散」
「希望の党、日本維新の会、共産党、立憲民主党、社民党の5党の支持を単純にあわせると、100選挙区で自公候補を逆転する。」
「野党共闘が実現した場合を想定して、日本経済新聞社が4党(2014年の枠組み 民進党、共産党、生活の党、社民党)の得票を合計したところ、約60選挙区で与党候補を逆転していた。」
与党が大勝した場合、最大の功労者は小池百合子 希望の党代表ということになります。
批判し合っていても本当はツーカーなのではないか、目指すところは同じ、一々話をしなくても分かっているということか。
それともそんな効果があるとは思わなかった、想定外だと思っているのだろうか。
どっちにしても深読みしすぎだって?
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このままでは新人はいい面の皮―第三の道を示せ
第一の道 このまま法案を通す。第二の道 廃案ありき。第三の道 国民に寄り添って法案を直す。
チャレンジのつもりが補完の手段になっていた、それでいいのだろうか。
そんなつもりがなくても結果的になってしまう。
社会党とも民主党とも違う、法案をそのまま通すか廃案かの二択を国民に迫る政治を終わらせる。
廃案ありきではなく、第三の道、法案を直す政党であってほしい。
それではまた。
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大義なき解散はもはや死語
衆議院が解散する度に、「大義なき解散だ」と批判をするのが恒例です。
また言ってるよ、いつも同じ科白、と揶揄のネタになるだけで支持に結びつかない。
大義があっても「大義なき解散だ!」と批判された
小泉総理(当時)が郵政法案の是非を問うために打って出た郵政選挙は、これはこれで政治信条を賭けた大義ある解散と思われるのですが、大義なき解散と言われました。
ならば大義ある解散とはどういう解散か
2012年 野田総理が衆議院を解散したとき、野党の自民党は「大義なき解散だ!」という批判をしませんでした。この選挙で自民党は大勝し、与党の民主党は大敗して政権交代となりました。
つまり大義なき解散ではない=大義ある解散とは「野党が勝てそうなときにやる解散」という意味になりました。
なので「大義なき解散だ!」という批判は なんで俺たちが、私たちが勝てそうなときに解散しないんだ、という文句に聞こえるようになってしまいました。
言わない方がいい共感を呼ばない残念な言葉になってしまいました。
それではまた。