(朝日新聞2017年11月15日 朝刊28面)
「横綱の品格どこに」「(識者は)どこかに緩みが 反暴力の認識育たず」
10月25日 秋巡業で鳥取市入り。その夜日馬富士が貴ノ岩に暴行
10月末 秋巡業の全日程の終了後、貴ノ岩側が鳥取県警に被害届を提出。
11月5日 貴ノ岩が福岡市内の病院で受診、9日まで入院。
(日本経済新聞2017年11月15日 朝刊47面)
「13日に相撲協会に提出された診断書には、5~9日に福岡市内の病院に入院と記載。「脳振蕩(しんとう)、左前頭部裂傷、右中頭蓋底骨折、髄液漏れの疑い」などの病名が記され、9日付けで「全治は2週間程度と考えられる」とされていた。」
よく秋巡業の日程を終えるまで我慢したものだ(もったものだ)、そんなに我慢できるものなのか、早く医者に行けばいいのにと思った。貴乃花親方には最初は転んだと報告したという。それにしては様子がおかしいと思われて病院に連れて行かれたのではないか。
「日馬富士は稽古後の14日朝、…「貴ノ岩のけがについて、貴乃花親方、貴乃花部屋、相撲協会、(伊勢ヶ浜)部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と語って頭を下げた。」
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当初はビール瓶で殴打したと報道され、テレビのワイドショーでは日馬富士は引退必至と報じられた。
(日本経済新聞11月16日 夕刊13面)
「「報道されているようなビール瓶では殴っておりません。馬乗りの事実はない」と説明した。素手で殴ったことは認めた」
どこからビール瓶で殴ったという話が出てきたのだろうか、相撲取りの力で殴られたらビール瓶を使わなくても相手は重傷になる、だから相撲で殴るのは禁じ手。
あの皮下脂肪にだまされてはいけない、相撲取りは筋肉の鎧を皮下脂肪で包んだ肉弾。
特命リサーチXというテレビ番組で打撃の威力を計測した際、張り手で1トン以上(1150kg)を記録した。更に立合いの威力では2トン以上(2280,5kg)を記録した。
張り手はホンダN-BOX 軽自動車並み、 立ち合いはトヨタ ランドクルーザー・プラドくらいの重さ!
立ち合いでランドクルーザーが突っ込んできて張り手でN-BOXが飛んでくる。
NHKスペシャル「横綱白鵬 〜“最強”への挑戦〜」(2010年11月28日放送)内にて、最新の科学を駆使して白鵬の強さの秘密に迫る試みが行われた。
それによれば、白鵬には陸上選手のウサイン・ボルトに匹敵する瞬発力があることが判明した。
中京大の湯浅景元教授は過去30年の主要力士の立合いを解析し、白鵬の飛び出しの速さは毎秒4メートルであり、ウサイン・ボルトの毎秒4.01メートルには劣るが、大相撲では白鵬がトップで、2位が千代の富士の3.9メートルであるという。
反動を起こさずに筋肉を動かせる特技など、力士にとって理想的な身体能力が備わっているという。
立合いの際に上半身の筋力をほとんど使わず、優れた柔軟性と強靭な下半身の筋力によって巧みに相手の力を吸収してしまうという、極めて特異な技術を持っていることも明らかとなった(同番組内で、強くぶつかっても力が吸収されてしまう感覚を受けるという(証言者:琴欧州(握力でリンゴを握り潰す)
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日馬富士が引退して帰国したらどうなる
貴ノ岩関は日馬富士関から関係者・先輩に対する態度について注意されているときにスマホをいじったという。それが事実なら中々にふてぶてしい。
日馬富士の分も力を示せとモンゴル出身力士からガチンコ勝負を挑まれる。
重量級の本気のぶつかり合いを年6場所、出稽古の歓迎。
土俵の上で禁じ手を使わない歓迎なら文句は言えない。
満身創痍になるかもしれない。現役時代の貴乃花親方のように。これも宿命か。
それに負けてモンゴルには帰れない。
(たとえ被害者であっても)モンゴルの英雄 日馬富士を引退に追い込んで横綱になれずに帰国したら何と言われるか。
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暴力は絶対反対なら具体的にどうする?
暴力はダメと言われたから、言葉でやる、言葉もダメと言われたから無視をする。
これでは小中学生のいじめです。
じゃあどおすればいい。
理想論(暴力絶対禁止)
日馬富士関から伊勢ヶ浜親方に2次会で貴ノ岩関の態度が失礼だったと報告→伊勢ヶ浜部屋から相撲協会に報告→相撲協会から貴乃花部屋に問い合わせ→貴乃花部屋から相撲協会に回答→相撲協会で両部屋に事情聴取→文部科学省が報告書を検査する。ダァー!
じゃあどうすればよかったんだ
殴らないで貴ノ岩をモンゴル会から除名する。本人も参加に積極的ではないから誘わない。(これをいじめと捉える人もいます)
でも、肉体派の人はそんな冷たいことができないのだろう。
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オトナ(親方)のしがらみでコドモ(力士と場所)が影響を受ける
(日本経済新聞 11月17日 朝刊 41面)
「11月2日に問題を把握した協会は3日、危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)が伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)と貴乃花親方から電話でヒアリング。」
双方とも「よくわからない」との趣旨の回答をしたという。
一家言を持つ元名力士の親方がいる。壁がある。
遠慮(尊重)があって踏み込めないのではないか。
第三者委員会が発足したら相撲協会は主導権を以て事に当たれと提言するだろう。
協会に先に報告したら穏便に済ませようと警察への届け出を止めたりしない。
警察に届けても届けなくても是非を以てあたる。
警察に届けたらすぐ同日中に協会に届け出ること、警察から問い合わせが来た際に協会が知らないという事態を避けること。
事件は2次会で起きた
イヤイヤついて行くくらいなら1次会で帰ればいい。
それが災難の元だった。(横綱の説教中にスマホをいじっていたことからして気が進まないのについて行ったんじゃないのか)
(Nikoichiは飲み会の1次会は参加するが2次会には参加しない。
次の日に影響するのは本末転倒(翌日遅刻するくらいなら2次会に行くな)(遅刻してないけど家に帰っていないのがわかる)(眠そうな顔して仕事するな)
休みの日に登山や釣りやバーベキューならいいけど深夜はヤダネ。)
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日馬富士は飲酒禁止にすればいいのではないか。
良識ある人々は暴力は絶対反対!角界から暴力追放!暴力事件はもうたくさんだ許されない、引退を含め厳罰に処すべきだ!という。
記者会見でビールを飲んで顰蹙を買ったことがあるという、お酒が大好き、でも酒癖がよくない、日馬富士関の場合は酒が災難の元ではないのか。
大好きなお酒を禁じられる。でもお酒を飲んだら引退。飲酒が理由で帰国なんてカッコ悪い。
高倉健は酒を飲まなかったという。
(唐突に)
酒は百薬の長だが酒に飲まれると災難の元になる。
酒で失敗をしてはならない。
日馬富士が引退に追い込まれないならnikoichiは禁酒をしよう。(勝手に)
(土俵を全うして引退する日までだよね)
(なにこの結論、論理的じゃない、暴力反対!)
(事実関係が揃っていないのに結論を出すのは悪い癖です)
日本人の先回り思考
最初に結論ありき、判決も出ていないのに犯人呼ばわりする。
日本人の先回り思考の産物です。
空気を読む、斟酌、忖度するのは、できるのは、先回りをして読むからです。
こうすれば喜ばれる、みんなのためになるんじゃないか。
それが自分が目をつむればうまく現場が回ると検査に手心を加えたりする。(不正検査)
日本人の美徳は諸刃の剣です。
(前回の話につながっているとは思わなかった)
それではまた。