(日本経済新聞2017年11月21日夕刊13面)
「あおり運転 後絶たず」「ドライブレコーダー販売急増 映像記録 我が身守る」
「10月には東名高速道路で夫婦の死亡事故を誘発したとして男が起訴されたが、その後もあおり運転や暴力行為での摘発が続く。」
「警視庁によると、あおり運転などの「車間距離不保持」が原因の事故は2017年1~6月に全国で837件に上り、前年同期(572件)から4割以上増えた。」
「日本自動車連盟(JAF)が2016年6月に行った調査では、あおられた経験が「よくある」「時々ある」は合わせて5割を超えた。」
あおり運転による事故は前年比4割増、ドライバーの過半数があおられた経験があるという。
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ドライブレコーダーを最初に標準装備するメーカーはどこか
「オートバックスセブンによると、ドライブレコーダーの売上は東名の事故で男が逮捕された直後から前年同期の3.5倍以上に急増。11月も好調で、メーカーが増産しても品薄の製品もある。」
「後方も撮影できるタイプなど2~3万円のタイプが人気という。」
自分と家族を守るためには抑止力も必要。ドライブレコーダー搭載車 後方撮影中というステッカーを貼ったらどうか。
ドライブレコーダーは事故に遭った時に自分に過失がないことを警察にも保険会社にも証明する手段になる。
高機能なタイプだと、映像の他に運転時刻、車両の位置情報、加速度、ウィンカー操作、ブレーキ操作などのデータも残す。安全運転を行っているのに災難に遭ったという証拠になる。
駐車監視モード(パーキングモード)が付いていれば、スーパーの駐車場等で買い物中に当て逃げされても犯人のナンバープレートが確認できる可能性がある。
ドライブレコーダーの装着は自動車保険にメリット(割引)があるのか? | FPによる生命保険・損害保険の選び方講座
「自動車保険 ドライブレコーダー割引」で検索をかけたら、ドライブレコーダー割引をしている損害保険会社の記事がありました。
ドライブレコーダーを契約者に貸与するプランもあるという。
タクシー用には客の車内暴力の証拠を残すために車内撮影の機能の付いたドライブレコーダーがある。
ドライブレコーダーを最初に標準装備するメーカーはどこか
(物騒な世の中になったもんだ)
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・高速自動車国道等車間距離不保持違反
(時速100kmの場合は適正は車間距離100m未満)
・追い越し方法違反(左側から追い抜き)
それぞれに対し
罰則:3ヶ月以下の懲役または5万円以下
両方やったら最高11万8000円と4点です。
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自動運転時代のクルマにはマニュアル運転モードでも危険運転検知制裁機能(おしおき)が搭載される
(マニュアルとはMTのことではありません。自動運転時代には人間が運転する行為をマニュアルと呼ばれるようになりました。)
自動車の価値は自分の意思で行きたい場所へ移動することにある。
結果だけを求めるなら自動運転でも目的は達成される。行き先を自分で決めて後はクルマ任せにすればいいのだから。
運転をしないのだから寝ても飲酒してもいいじゃないか、それはご法度になりました。マニュアルに切り替えた時に事故になるからです。
急な天候の変動、災害で自動運転では対応できない事態が生じた場合に人が介入できる余地を残しておくべきとマニュアルモードは残されました。
完全自動運転時の事故の法的責任をメーカーが負う条件として運転者が素面(しらふ)で証言能力があることが要件となりました。
乗せられるだけなんてまっぴらだ、苦痛だ、過程も自分の意思で行いたいとマニュアルモードで追い抜き追い越しをしてマイカーを走らせる人もいました。
自動運転のクルマは追い越し車線をいつまでも走り続けるような不調法はしません。
後方確認をしないで、後方を気にしないで、先を急ぐクルマの前方を法定速度以下で追い越し車線上で塞ぎ続けるのはマニュアル運転のクルマです。
おしおき が作動してマニュアルモードは解除され、走行車線に車線変更して目的地まで自動運転で移動する羽目になります。
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追い越し車線番長もいなくなる
前のクルマどきやがれ 車間距離を詰めてパッシングする。前方のクルマの おしおき が作動する間もない程の急接近。速度超過大。
おしおき が作動して走行車線、路肩に移動して停止し、クルマが自ら110番通報を発信します。(或いは高速から下りて最寄の警察署まで自動走行します。自首や連行と呼称されます。)
自分のクルマが自分を告発する。自分のクルマに自分の違反行為の証拠が残る、証拠隠滅のために警察が来る前に自分のクルマからドライブレコーダーを外したり外そうとすると公務執行妨害になるという。
自動運転時代にはドライブレコーダーの装着は義務化されていました。
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おしおき の搭載と ドライブレコーダー装着の義務化 は国会で自由の侵害だと議論になりました。
しかし あおり運転をするドライバーに 仕事を 家族との時間を台無しにされたくないという世論に押されて法案は通過しました。
自由の敵とは 自由を濫用する人のことでした。
それではまた。