メモを一生懸命に取っているからといって話を聞いてくれていると信じてはいけない。
話を聞きながらメモを取る際には、 一字一句書き出すことは厳しいため(速記者でもない限り無理)、必然的に話の要点をメモることになります。 後で見返せるように構成を考えながら書くことになります。矢印→を使って図にするのもありです。
速記者まがいに一言も聞き漏らすまいと熱心にメモを取っている人がいました。
はなし終えると「かしこまりました。」と元気よく言いました。
Nikoichiは 「話を聞いてないな」 と思いました。
「確認です。これから何をするのか説明してください」
メモ魔君は「えっ」と絶句されました。自分の速記録を上下に見通してあたふたしてました。
(いじわる~)
(何が意地悪だ、わからないまま放り出す方がよっぽど意地悪じゃん)
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書記は議論に参加しない
議論に参加したら書記の役割を全うできないからです。
議論に参加するには相手の話に集中して話し手の意図を読まなければなりません。
細かくメモを取っている場合ではありません。
細かくメモを取るためには相手の意図まで読む必要はありません。
言ったことを聞き漏らさなければいいのです。
一言も聞き漏らさないことと相手の意図・目的を読むことは別問題だからです。
ポイントを聞き漏らさなければいいのです。突っ込みどころ、明確にしたいところが曖昧でないのかを聞き漏らさなければいいのです。
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カップルの会話はメモを取ったりしない
紙じゃなくて心に刻もうとします。
彼彼女の言うことを聞き漏らすまいと思ったらメモなんか取っている場合じゃない。
彼女、彼氏の言うことを一々メモを取ったりしたら逆に「わたしの話を聞いてるの」「俺の話を聞いているのか」ということになる。
カップルが向かい合って会話のメモを取り合っていたら、周りは「なんなのこいつら」ということになります。
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業務上で「信じる」のはこちらの勝手な思い込み
こちらを向いているからといって話を聞いてるとは限らない。
メモは要点だけでいい。
こちらを向いていても、手を必死に動かしていたら、話に集中していないと疑ったほうがいい。
人は自分と違う価値基準、判断で動く。
なんでやってないんだ、裏切られた、それはこちらの勝手な思い込み。
聞いてないかもしれない、違う解釈をしているかもしれない。
後になってちゃぶ台返しをくらうと自分だけではなく周囲も余計な仕事(作業)をすることになるから先手を打っておくことは欠かせない。
それではまた。