nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

ヒーローに救われるのは救いになるのか―とある科学の超電磁砲 シスターズ編 オルタナティブ

 

※「ヒーロー上条当麻の登場なしで御坂美琴は救われるか」から改題(2018年4月23日)

オルタナティブ…別の選択肢

※黒子VSフレンダ (2018年4月28日追記)

 

善良な人、無実の人が追い詰められて窮地に陥ったときに救いに現れるのはヒーロー物の王道です。

観客・視聴者はそんなことはない、あるわけないと知りながら、だからこそ映画やドラマやアニメを見て喝采を送る。

リアリティに欠けると飽きられてリアリティを追及すると燃えないと言われて、熱い展開にすると暑苦しいと言われて変転や修正が繰り返されてきた。

 

NHK・BSが大岡越前リバイバルしても水戸黄門リバイバルしないのは印籠で解決ワッハッハがリアリティとはほど遠いからか。

(国営放送が印籠の御威光で抑える話をやったら色々と誤解を生んだり憶測を呼ぶからじゃないの)

 

死んだはずなのに現れる、もう死んでるでしょ、二度死んだでしょと思うのに立ち上がる。

そんな展開に盛り上がる人もいれば、ついて行けずにモヤモヤする人もいる。

☆★☆

反則的に強い相手には反則的な対抗相手でなければ太刀打ちできないのか

 

 ヒーロー 上条当麻幻想殺しイマジンブレイカー)というあらゆる能力を打ち消す能力の持ち主です。

あらゆる能力の発現を0にしてしまうので学園都市では計測できません。なので無能力者扱いです。

美琴が当麻の手を掴んで電流を送ろうとしても送れません。

攻撃をしてもなかったことにされてしまう。

ある意味最強です

 

 学園都市第1位 レベル5の一方通行(アクセラレータ)は無能力者 レベル0の上条当麻に敗れたことにより、一方通行(アクセラレータ)が一番強いという前提条件が崩れます。

一番強い超能力者をレベル6に進化させる計画であったのに、一番強いはずの一方通行(アクセラレータ)がレベル0に負けた。これでは進化実験の該当者はいない、誰なのかわからない という話になり計画は中止になります。

 

上条当麻はイレギュラーな存在として上層部にマークされることになります。

☆★☆

レポート『量産異能者(レディオノイズ)「妹達(シスターズ)」の運用における超能力者(レベル5)「一方通行(アクセラレータ)」の絶対能力(レベル6)への進化法』はなぜ 白井黒子 に発見されなかったのか

レポートは御坂美琴がネットから非正規ルートで入手してプリントアウトしたものです。 

作中で上条当麻は美琴のルームメイト白井黒子の許可を得て、美琴・黒子の寮部屋に入室し、ぬいぐるみ「きぐるま!」のファスナーの隙間から上記の文書を見つけて、美琴の置かれた状況を知り、一方通行(アクセラレータ)との闘いに向かうことになります。

 

黒子は押しかけルームメイトです。ルームメイトは通常同学年ですが、美琴を慕うあまり元のルームメイトを追い出した下級生です。

美琴のことを「お姉さま」と呼び、懐くというよりも襲うレベルです。

電撃で迎撃されてもバックドロップをされても愛のムチと受け取りめげないヘンタイです。

 

でもテレポーテーションの大能力者(レベル4)で戦いの場ではコンビを組むパートナーです。

迫る黒子に辟易しながらも黒子を追い出したりしない包容力がある美琴という構図です。

黒子は物語が暗く重くならないことに一役買っています

 

ウルトラマンにイデ隊員とアラシ隊員がいなかったら、ゲゲゲの鬼太郎ねずみ男猫娘がいなかったらシリアスでつらいのではないか。

☆★☆ 

「お姉さま」の様子がおかしいと黒子は気付いています

 

抱きついてもバックブリーカーで返すのではなく頭を撫でる。

絶対におかしい、手掛かりを得られればと寮を訪ねた上条当麻を部屋に通した結果、黒子が見てないところで(部屋チェックに来た寮監の気を逸らすために部屋を出た)上条当麻は「きぐるま!」のファスナーの隙間からレポートを見つけ出します。

それを見て思った。 黒子!先に見つけろ!と。

 

☆★☆

情報リテラシーの低い社会はデマに流されやすい

 

園都市で医療技術の発展のために能力者のDNAマップを提供することが広く知られていれば、御坂美琴はクローンが作られることを知りながらDNAマップを提供したなんてトンデモ解釈や噂や都市伝説が生まれたりしない。

被害者が加害者に勘違いされたりしない。

そんなことをするはずがない、騙されたんだ、酷いことをされている。と認識理解されて被害者がさらに追い込まれたりしない。

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レポートを読んで怒り心頭の黒子は美琴を探しに行きます

 

お姉さまの一大事、寮監の折檻をおそれている場合ではない。

一方通行に殺されに行こうとする美琴を力及ばずながらも実力行使で止めようとします。

電撃をテレポーテーションで回避し、傍に現れて美琴の手首を掴んでテレポーテーションで元の位置に戻して、美琴から電撃をくらう前にまたテレポーテーションで消えることの繰り返しで美琴は前に進めない。

ついに美琴は黒子が手を離して消える前に軽い電撃を与えますが、黒子が手を離さない。

 

そうして黒子が時間を稼いでいる間に寮部屋でレポートを見てしまった上条当麻がやってきます。

「あの男 逃げなかったですのね」白井黒子御坂美琴の露払いとして当麻を少し見直します。

 

初春、佐天も交えて対策を立てます。

レポートは黒子から先に初春に渡されてハッキングによる本丸探しが行われていました。

☆★☆

美琴は研究施設をすべて潰す必要はない

御坂美琴は非道いことに加担する連中は許さないと怒りにまかせて関連施設を片っ端から破壊していきました。

残りひとつになったところで関連施設が138に増えて愕然とします。

全貌は開示されないが、表向きはホワイトな内容で業務委託料が入るならと雨後のタケノコの如く協力機関が増えていく。

儲けが減るって?襲撃者(御坂美琴)の心が折れればいいと。

データ解析をアウトソーシング(外注)できても、ひとクローンの量産や実験は違法行為ですから自前の設備でやるしかありません。上層部の黙認があって儲かるならばと魂まで売ってしまう外注先があったとしても数は限られる。

実験を阻止するためには本丸を潰せばいいのです。

 

 

黒子の風紀委員(ジャッジメント)でのパートナー初春飾利(ういはる かざり)の友人 佐天涙子(さてん るいこ)はそういう機転が利くのではないか

 

美琴や黒子とは初春を通して出会います。

佐天涙子は弟の面倒を見ていたことから刺繍や着物の着付けが得意で、初春が風邪を引けば見舞いに訪れて看病するなど、面倒見の良い性格です。

TVシリーズ第1期23話で美琴は周囲の制止を振り切り一人で戦おうとしますが、佐天に「今 あなたの目には何が見えていますか?」と問われます。

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本丸はどうやって見つけるのかーハッカー 初春飾利の出番です

とある魔術の禁書目録の登場人物 - Wikipedia

「黒子とは小学校の頃から「風紀委員」としての付き合いを持ち、主にオペレーターとして、情報の収集・伝達等で黒子達のバックアップを担う。

また、超一流の天才ハッカーでもあり、ハッカー達や親しい人達の間では「守護神(ゴールキーパー)」と呼ばれている。彼女が構築したコンピュータセキュリティを破るのは至難の技で、その技術レベルは黒子も舌を巻くほど。

それゆえ作中での戦闘場面では主にコンピュータなどを用いて美琴や黒子のサポートをしている。

また、彼女が構築したセキュリティプログラムは、データを「防護」するというよりも侵入者を「攻撃」する構成になっており(度が過ぎて黒子に怒られることもある)。

更に侵入者を誘導してIPアドレスを「警備員」に通報するためのダミーサーバも作っている。能力・身体能力などに劣る彼女が「風紀委員」になれたのはこの特技のためらしい。」

 

風紀委員(ジャッジメント)という立場上、※美琴が行ったようなサイバー攻撃でのシステムダウンや設備を誤作動させて火災を起こすようなことはできないが、本丸を探し出すことには協力できる。

 

※実験を行っている側も美琴の仕業と気付いても、自分たちも犯罪行為をしているので表沙汰にできないので通報できない。上層部に黙認されているのであっても公にできるわけではない。

表沙汰にできないので暗部組織アイテムにはターゲットが学園都市第3位の御坂美琴であることは伝えず不明にしておきます。名前を伝えた時点で殺害を依頼したことになってしまうからです。

御坂美琴と暗部組織アイテムとのバトルシーンは本作の見どころです。

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上がヤバイ仕事を受けると社員 研究員が犠牲になる

 

超電磁砲御坂美琴)が必死になる理由を知りたくなった暗部組織アイテムの原子崩し(麦野沈利)は研究員をつかまえて実験の中身を問います。守秘義務があるので言えないという研究員は (資料を見せないで)今死ぬか、(資料を見せて)一生逃亡生活を送るか選べと迫られます。研究員は一生逃亡生活を送る方を選ぶことになりました。上から言われた通りにしていただけなのに(犯罪だけど)。

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本丸に乗り込むのは美琴 黒子 当麻です 一方通行にリベンジです

(結局上条当麻が出るじゃない)

美琴は一度はアイテムと戦っているので、今度は当麻がアイテムの相手です。

アイテムの相手。(おやじギャグやめて)

アイテム、一方通行(アクセラレータ)との交戦はヤバイので佐天と初春はジャッジメント支部で留守番です。

 

黒子とのコンビネーションでアイテムのリーダー麦野沈利の原子崩し、一方通行の反射を回避します。

美琴たちが本丸に攻め込んだことで一方通行は呼び戻され、第10,032次実験は中止になりました。

滝壺の能力追跡でテレポート先を読まれて麦野の原子崩しを打ち込まれて危機一髪のところで上条当麻が打ち消します。

 

美琴は電撃使い(エレクトロマスター)として第一回実験の行われた(ミサカ1号が殺された)実験室という閉鎖空間で妹たちよりも強力な能力を活かし、実験室内の空気を電気分解して一気に酸欠状態にする。

一方通行「バカか おまえも死ぬじゃねぇか」

意識が薄れる一方通行は見る、美琴の傍らに黒子が現れ二人がテレポーテーションで脱出するのを。

 

※ミサカ10,032号が周囲に電撃を放って空気中の酸素を分解して一方通行を息切れさせようとするも、屋外で電撃の出力も弱いので、たいしたダメージにはならないというシーンがありました。ならば密閉空間で御坂オリジナルの出力なら一方通行を酸欠にできるのではないか。

 

最強ではない御坂美琴には仲間がいる。最強の一方通行には仲間がいない。

御坂美琴は親と連絡を取り合っている(電撃使いでも親に愛されている)。

一方通行の親は不明、学園都市に入る前、能力の片鱗を見ておそれて逃げた(能力のせいで親に捨てられた)。周りがみんな敵に見える。周りが学園都市第一位を倒そうと挑戦してくる。第一位ではだめだ無敵を目指す(誰か止めてくれ)。

 

出動要請がなくても騒ぎで警備員(アンチスキル)が駆けつけ公になり、研究機関は上層部から見捨てられます。

 

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アイテムの麦野沈利(むぎのしずり レベル5)の原子崩し、絹旗最愛(きぬはたさいあい レベル4)の窒素装甲は上条当麻(レベル0)の幻想殺しに打ち消されて無効化され、滝壺理后(たきつぼりこう レベル4)の能力追跡も当麻がレベル0なので追跡できない。

美琴を苦戦させたフレンダは麦野の命令で別の施設で待機したので参戦できなかった。電磁砲(レールガン)戦でミスをして足を引っ張ったからと

 

レベル5とレベル4の3人がかりでレベル0を倒せない。

圧倒的なはずの学園都市第一位が レベル4の空間移動とタッグを組んでいたとはいえ第三位を倒せずに 昏倒した。

一晩に想定外のことが二つ起きて机上の計算が狂って前提条件が崩壊して計画は中止になります。

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遅れて着いたフレンダは当麻との戦いに参戦できませんでしたが、一方通行を実験室におびき出す美琴、黒子と鉢合わせになりました。

フレンダは黒子が引き受けて一騎打ちです。

スカートの中から大量の爆弾(取り寄せアポート能力者)を取り出し黒子に向けて発射するフレンダに対し、黒子はフレンダの頭上へテレポートしてドロップキックを見舞い、太股に忍ばせた鉄矢をダーツのようにフレンダの衣服に刺して壁に縫い付けました。「わたくし急いでますの!」

 

実験室から美琴をテレポーテーションで連れ出すことはできたものの、遅れたために美琴は気絶していました。

黒子は狼狽します、早くお姉さまを介抱せねば。

そこへフレンダが「超電磁砲(レールガン)みーつけ!」と乱入してきました。

黒子は激オコです。「お前のせいですわ!」(激オコ状態なので あなた と言わない)

 

美琴は佐天涙子が補習のときの校庭ランニングでリタイアしたとき、アンチスキルの教師からもう一周走れと言われて苦しかったけど限界を超えた話が記憶に残って、最強の一方通行だって息苦しくなるのは変わらないはずだという発想にいきついた。

 

心配になった佐天涙子は実験施設の外で待機していました。夜に佐天が単独で外出するのは危険なのでジャッジメントの個法(コノリ)先輩がバイク2人乗りで連れて来たのです。

予感は的中し佐天と個法先輩が美琴を介抱します。

黒子は「わたくしがして差し上げたかったのに」(何を)と悔しがります。

 

黒子の攻撃パターンを学習したフレンダはテレポートアウトを予測して反撃し、鉄矢はアポート(空間取り寄せ)したシールドで防ぎます。

一進一退の攻防をしている間にアンチスキルが施設に突入し、こんな連中始末するのは容易いがゴタゴタに巻き込まれるのは面倒だからと、来ているなら撤収しろという麦野の命令を携帯で受けてフレンダは去ります。

☆★☆ 

 

実験室の扉が開いて空気が入ってくる。実験の中止で培養器から成長過程10歳で出されたミサカ20,001号打ち止め(ラストオーダー)が施設内を彷徨って、運命に導かれるように一方通行が閉じ込められた実験室の扉を開きます。

 

誰も巻き込みたくないと一人ですべてを抱え込んで自殺を考えるまで思い詰める。

ヒーローの登場と活躍で救われる。という展開でTVや映画のストーリーが盛り上がります。

倒れても倒れても何度も立ちあがるヒーローに観客は熱狂する。

 

しかし現実では救いのヒーローが現れずに、自殺に追い込まれる事件が起きる。

ヒーローが登場して救われるのは救いなのか。

愛と根性(と類稀なる耐久性や火事場のくそ力)で勝つのに共感するのか、知恵と勇気と友情で勝つのに共感するか。

悪いやつがずっと悪いやつでは救いがない。

いい人がずっと味方とは限らない。 悪意がなくても行き違いで敵味方に分かれることもある。

 

ヒーローでなくてもいい、身近な人が気付くことが救いがあるメッセージになるのではないか。

 

それではまた。

 

 

 

 

 

 

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