帰宅したら玄関ドア前にクール便が置き荷してあった。
解凍する手間が省けた。
(違うだろ!)
親戚からの贈り物で家の中に運び込もうとすると、かなりの重量があった。開けると中身は魚と菓子がぎっしりと詰まっていた。
菓子は冷蔵庫に、魚は刺身はあきらめて捌いて煮魚にした。
親戚にお礼の電話をする際に、わざわざ置き荷の話をする必要はない。
でも刺身にするとうまいぞと言われて嘘は吐けない、置き荷をされた話をせざるを得ない。
加害者被害者という仕分け方をすれば、送り主は被害者になる。物の損害だけではない、うまいものを食べてもらいたいという思いを届けられなかった。
なぜ被害者側がばつの悪い思いをしなければならないのか。
一人のいい加減な行為のために。
受領印はどうした
受取人が不在だったから受領印はない。営業所で送り状控えのチェックを受けるはず、表札を見て自分でサインをしたのだろう。
ドライバーのマイセルフサイン。
営業所も性善説で届け先のサインじゃなくてドライバーのサインじゃないかと一々疑ってチェックはしていられないだろう。
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人の好意・厚意はプライスレス
損害額? そんなの出せるわけがない
業務用なら契約と算定基準に則って荷主が物流会社に請求し運賃と相殺して支払う。
通販やお取り寄せなら、荷物事故による再送依頼で最終的には通販会社が物流会社に請求して物流会社が請求する運賃と相殺するのだろう。
個人間の荷物のやり取りは値段がつくものではない、知人に返品なんてできるわけがない、約款や価格表があるわけがない。
気持に値段がつけられるわけがない。お金でしか解決できないから利用者に値段を調べろってのは余計に罪な行為になる。
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不幸中の幸いで受け取った(直接ドライバーから受け取ったわけではないが)魚とお菓子はすべて食べることができたから、被害額の請求はしなかった。(黒鯛の刺身と煮魚の値段差を調べて請求するのはアホらしいし)
荷物事故で悔しい思い、残念な思いをした人もいるのではないか。
業務用ならカネで解決の道もあるだろうが、個人用はそうはいかない、荷物事故がないに越したことはない。
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要領悪すぎ
ドライバーから詫び(言い訳)の電話がかかってきて、あまりにも重いのでトラックまで戻せなかったとのたまう。
重いから持てないなら宅配ドライバーじゃなくて他の仕事をやったら、入社するときに重いものは持たなくていいと言われてるわけがないし。
(意地でも戻せ、それがプロだろ、根性出せ!)
そうは思わない。
(どしたの?)
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“げっ重っ”と思ったら荷台から下ろす前に届け先に電話をすればいい
ドアを開けて玄関に運び上げ、冷蔵庫前まで運んだら超重かった。
これを再度抱えてトラックまで戻ったら腰を痛めるだろう、後の配送に差しつかえるだろう。
仕事を機械的にして、届け先の前まで来たから荷物の重さに関係なく機械的に下ろしていたのではないか。いつも通りの機械的判断で下ろしたら超重い、やっと玄関前に辿り着いたが不在で持って戻る気力は尽きていた。
苦し紛れに表札を見て自分で受領サインをして控えを持ち帰ったのだろう。
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原因は機械的に仕事をしたこと
“げっ重っ”と思ったら送り状の届け先の電話番号に携帯から電話をしたらいい。
電話に出なかったら、不在票を持ち出せばいい。
電話に出たら、在宅確認をしました、あと何分後ほどでお届けに上がりますと言えばいい。
(ドライバーやったら)
そんな体力はない。
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システムで対応できないか
一定以上の重量を越える荷物は時間指定必須にすればドライバーの持ち戻りの体力的ロスを防げるのではないか。
業務用は備考必須
人手不足で人を選んでいられなくなって想定外の天然ちゃんもいるかもしれない。
営業中の店の表から入ったら迷惑、特に飲食店は、と考えて裏口に回る配慮ができない空気が読めない人も出るかもしれないから、備考に裏口お届けと入れる措置が必須になる。
それではまた。