nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

高齢者にリボ払いはまずくないか。―実は他の業界の売上を食っている

リボ払い リボルビング方式と呼ばれます。

月々一定額のお支払いです。月々のお支払い額を一定に設定できるので無理なくお支払いいただけます。便利です。と勧められます。

 

実は借金のようなものです。

 リボルビング方式とはクレジットカードの決済方法で、商品の購入代金や借金の返済において毎月一定額(あるいは一定割合)の金額を支払っていく方式、所謂分割払いの一種です。

・ 定額リボルビング方式(支払残高にかかわらず、一定額(1 万円など)を支払う方法)

・ 定率リボルビング方式(支払残高の一定率(10%など)を支払う方法)

・ 残高スライド定額リボルビング方式(支払残高の額によってランク分けし、ランクごとに一定額の支払額を定めて(残高10 万円以下は1 万円など)、対応するランクの額を支払う方法)があり、多くのカードは残高スライド定額リボルビング方式をとっている。

 

たとえ一括返済可能な金額でも分割で支払いとなり、手数料(支払利息)が発生します。

今、払える金額でも支払いを先延ばしにして、先延ばしにした分に手数料がかかります。

太っ腹な支払いです。

 

商品代+手数料です。

イメージとしては 8,500円の買い物で1万円札を出して「釣りはいらねえぜ」

いよっ 太っ腹だね。

☆★☆

リボ払いは、キャッシング(借入)には返済期間の自主規制があるが、ショッピング(買い物利用)には自主規制がない。

利用の前によく確認を!クレジットカードのリボルビング払い(発表情報)_国民生活センター

 「日本貸金業協会の自主規制基本規則では、リボ払いの返済は原則3 年以内(ただし、極度額が30 万円を超える場合には原則5 年以内)に終了するようにしなければならないとし、リボ払い特有の自主規制を設けている。

クレジットカードのキャッシングはこの自主規制の対象になるが、ショッピング利用にはこのような自主規制はない。」(独立行政法人国民生活センター 報道発表資料 2009 年12 月16 日より)

☆★☆

たとえ一括払い可能な金額であっても手数料(利子)をつけて返済するかたちになる。

 その支払い利息で他の買い物ができた。毎月毎月何年も何年も払い続けて積み上げた利息の金額で孫に〇〇を買ってあげられた。

 

マクロ視点では、カードの利用の利息による利益で関係者が買い物をすることが想定されるから経済的にマイナスではない。という話になります。

しかし、関係者が消費する対象と高齢者が消費するものは一致しません。

売上を上げる業界がある一方で、高齢者向けの業界は売上を減らすことになります。

☆★☆

契約書や約款には書いてあります。月々の明細書にも書いてあります。

手数料が書いてあります。だから借金だと口頭で言わなくても借金だってわかるでしょ。

 

わからない人には 手数料 故に 借金 という方程式がなかった。

 60歳以上の人にはわかりやすいように、リボ払いで買い物をする度に手数料が発生するんですよ、(キャッシングじゃなくてショッピングだけど)借金みたいなもんなんですよ、いいですか。 と口頭説明した方がいいのではないか。

 

借金なんて言わないで下さい。

 

返すのだから借金でしょ。返さなくていいの。

借りたものを返すのだから借でしょ。そっちの取っては貸しでしょ。返すものがお金だから借金でしょ。

 

高齢者は借金という言葉に抵抗感がある。アレルギー反応のような強い拒否感を示す人もいる。言えば 「いい(断り)」と言われてしまう。

そこのところは忖度されて、借金という日本語は使われない。

おしゃれに横文字が使用される。

☆★☆

団塊の世代後期高齢者になる2020年以降

 手数料のお支払いが…   

 

何を言ってるのかわからない。

 

契約書と約款に記載が…

 

字が小さくて読めない。意味がよくわからない。

 

監督官庁から 高齢者によりわかりやすい説明を とお達しが出る。

 

身寄りが近くにいない。話(支払い)が進まない。さびしいから、話し相手がほしいから着信歴から電話をかけてきて、孫の話、世間話、昔話に付き合わされる。

高齢利用者、カード会社 双方にとってアンハッピーな事態になりかねない。

☆★☆

リボ払いに年齢制限を設けた方がいいのでは

 たとえば75歳になったらリボルビング契約は一括支払い方式に変更する。

契約前であれば、事前説明を行う、契約済みであれば月次の請求書明細に案内文書を同封し、75歳の誕生月の半年前~誕生前月の明細には 誕生月を以てリボルビング契約は一括支払い方式に移行する旨を高齢者にわかりやすい大きな文字で記載して周知を行う。

(返済予定金額によっては、半年前よりも早めに返済額調整を行う必要が生じる)

(高額債務者は別途、前倒しで対応することになる。)

☆★☆

本人がお亡くなりになった後にどうなるか。

資産家はリボ払いしない。資産家でない人がリボ払いする。相続する資産がなくて高額な負債だけが残るなら遺族に相続放棄される。

 

バカにするな!生涯リボ払い現役だ! 

そんな人いるの?

 

それではまた。