nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

イノベーターと面倒くさい人は紙一重

※イノベーター……革新者、改革者、新技術等の導入者

 

やってないなんて許せない、存在しないなんて許せない、あるはずだ。

認められない、嘘だ、信じられない、あって然るべきだ、我慢できない、責任者を出せ、実現の約束をしろ、自分以外の誰かがやるべきだ、吠える、怒りまくる、文句を言う。

面倒くさい人だとドン引きされます。

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自分に都合のいい話は真実と思いたがり、都合の悪い話は嘘と思いたがる

 

都合のいい話こそがあるべき真実と思いたがるので、出来もしないことを出来ると言われて喜んで、後で騙されたと騒ぐ。

都合の悪い話はあってはならないことと思い込んでいるので、正直に出来ないことを伝えると嘘吐き呼ばわりする。

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誰も気付かないこと、気にしないこと、あきらめていることに怒りを覚えるのはイノベーターの資質です

 

スティーブ・ジョブズが既存のコンピューターが大袈裟で醜いと怒っていただけならアップルコンピューターは誕生しなかった。

 

織田信長が配下が不甲斐ないと嘆いていただけなら桶狭間の勝利はなかった。

 

ニュートンがリンゴが木から落ちるのに、月が落ちてこないのはおかしいと怒っているだけだったら万有引力の法則は発見できなかった。

 

万有引力の法則…あらゆるものには引力がある。リンゴにも引力がある、地球の引力がリンゴの重力よりもはるかに大きいからリンゴは落ちる。

月は重力+地球の周りを回っている(公転)ことによる遠心力(外へ向かう、地球から離れようとする力)が働いているが、地球の重力と均衡がとれているから地球に落ちないし宇宙に飛び出してもいかない。

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イノベーターと面倒くさい人の分かれ目

 

面倒くさい人は人を疑い、イノベーターは事(コト)を疑う。

 

誰かがやらないのが悪い、本当はあるくせにないと嘘を吐いているのではないか。

自分の希望する製品・サービスがないのは他人のせい、他人が悪い。

実現されない原因は人、疑いの対象は人。

 

自分が欲しい製品・サービスがないのはなぜなのか、なぜ誰もやっていなかったのか、既存の仕組みの都合、既存の技術的障壁を疑い、課題の抽出を図る。

リンゴが落ちるのに月が落ちないことを不思議と思う。

疑いの対象はコト。

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他人事か自分事か

 

自分の欲しい物・コトがない、実現しないのは他人のせい、実行すべきは自分ではない、他人であるべきだ、他人がやらないのが悪い。

どうしてそういう他人事思考になるのか、疑いの対象が人だから。

 

自分の欲しい物・コトがない、実現していないという事実(コト)にまつわる仕組みについて考察する、課題を抽出して解決する手順を考える。

どうしてそういう自分事思考になるのか、疑いの対象が事(コト)だから。

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誰も気付かないこと、気にしないこと、あきらめていることに怒りを覚えるのはイノベーターの資質がある

それなのに他人のせいにして怒ってばかりでは宝の持ち腐れです。

 

それではまた