教員の長時間労働が報道されるようになって久しい
Nikoichiが小学生の頃は放課後に遊んでいるときに(当然 日は暮れてない)先生が帰る姿を見かけたものです。夕方4時くらいになると学校には誰もいなかった(いるとしたら警備員)ので放課後に忘れものを取りに行くのはスリルでした。
それが今では夜も煌々と灯りが燈るようになってしまった。
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先生の業務量が増えたのは元生徒のせいではないか
(どういうこと?)
毎日宿題を出され、夏休み、冬休みに宿題を出され、中学に入ったら中間テスト、期末テスト、そして校則でしばる。そういう生活に順応して大人になったらどうなるか。
毎日宿題をやるのは、夏休み、冬休みも宿題をやるのは、校則でしばるのは、当たり前、フツー、そういう考えのままお役人、学識経験者になったらどうなるか。
学校の先生が毎日宿題(報告書等書類)をやるのは当たり前、規則で縛られるのは当たり前になります。
(それの何が問題なの?)
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量はどんどん増えていった(宿題のインフレ)
仕事をしていますとアピールするために新たな業務や書類の種類を増やす、仕事をしていないと言われないために新たな業務や書類の種類を増やす、先輩上司のして来たことに追加する、先輩上司がして来たことをカットするなんてできない、こんなに増やして現場は大丈夫かとは考えない。
なぜなら大量の宿題、課題、テストをこなして学校教育に順応して社会人になったのですから、当然でフツーのことなのだから、先生にそう教わったのだから、それをやったら先生がコワレルなんて想像できない。
校則に縛られて順応して来たのだから、先生を規則で縛るのは当然でフツー。
仕返しではありません、恨みなんてありません、教わった通りにしてるだけです。
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宿題が多くて追い詰められるのはじつは先生
真面目に採点するつもりなら宿題が多いほど採点も大変になる。
成績をつける手段として精神論でやる気があるかないかを測るために宿題を出して提出の有無でやる気があるか判断する。採点はまともにしない。
そういう教育をされて卒業して大人になってお役人になったら先生の仕事を増やします。
仕返しではありません、恨みなんてありません、教わった通りにしてるだけです。
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毎日残業だ。(毎日宿題を出したくせに)、睡眠不足だ。(テストで一夜漬けにしたくせに)
今までしてきたことが我が身に返ってきているのではないか。仕返しでもなく、恨みでもなく、尊敬されて。
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苦痛でしかなかった読書感想文
課題の本が面白くない、興味が湧かない、本を選ばせてほしい、その本が好きな人が書けばいいじゃない。
わかったよ、書けばいいんでしょ。本文は熟読しないで飛ばして、解説を抜粋要約改変して提出して何のお咎めもなし、書いたってどうせ読んでないんでしょ。
(要領よく誤魔化すのは黙認されてたりして、んな訳ないか。)
本のタイトルも作者も記憶にございません。
(イヤイヤやって後は忘れるんじゃ学習効果ないでしょ)
先生には宿題を生徒に課すノルマがあるんじゃないか。
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業務量が増える連鎖 ニワトリと卵の先生とお役人
先生―宿題・テスト・校則→生徒―卒業して大人になってお役人になる→業務・報告義務・規則→先生→生徒→
どっちが先なのか。
下りてきた業務に応じて生徒に出す課題が増える、増えた課題をこなした生徒が大人になってお役人になって更に増やした業務を先生に振る。
そうして残業時間が増えていった。
仕返しではありません、恨みなんてありません、教わった通りにしてるだけです。
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前例に倣っていると業務がインフレになる
そのルーチンは本当に必要なのか、意味があるのか、効果があるのか。
宿題をやる時間があるのなら満遍無くやるのではなく、得意な科目、興味があることに関係のある科目にハマってのめり込んだりした方が効果的ではないか。
満遍無くなんて社会では通用しない。選択して集中しなければ生き残れない。
集中しない科目は社会生活に困らない程度でいい。
トヨタですら本業で食品も家電もスーパーマーケットもやったら潰れてしまう。
高度成長期はとっくに終わって、競争が激化してみんな横並びで安心ではない環境に変わり、 君はどう生きるか ではなく 君は生き延びることができるか。
宿題は満遍無くではなく集中したいものを選んでした方が効果的ではないか、学校の科目ではなくスポーツクラブや芸術や伝統芸能等に集中するのなら宿題なしでもいいのではないか。
そうしないと満遍無く宿題をこなした卒業生に先生が潰されてしまう。
それではまた。