「夫婦別姓ヤジ 確認要求」「自民に野党「杉田氏」と指摘」「ヤジは22日の衆議院代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が「速やかに選択的夫婦別姓を実現させるへきだ」と述べた際に飛んだ。」
「野党は23日の衆議院運営委員会の理事会で事実関係の確認を求めた。」
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保守的なのはどっちなのか
だったら結婚しなくていい。とは言っているが、子供を産まなくていい。育てなくていいとは言っていない。
保守のフリして野党よりもフリーで前衛的ではないか、旧来の価値観に囚われて保守的で頭が固いのは野党の方だと言いたいのでしょうか。
そんな意図はない、誤解だと言うなら、子供を産むな育てるなと言わなければ婚外子容認になってしまいます。
でも、さすがに子供を産むな育てるなは受け入れられない、婚外子を容認するほかない。
覆水盆に還らずです。
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犯人探しよりも誉め殺しをしたほうが効果的
誰が言ったかなんてどーでも良いのではないか。
与党席から翔んでいるヤジがくるなんて思いもよりませんでした、なんて自由な性意識なのでしょう、感服いたしました。
そうしたら保守を自認するおじ様たちが苦虫を噛み潰す状況になり、与党が犯人探しをするのにクソ真面目な抗議しか出来ない。
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だんまりを決め込む与党と何よりも桜の会が大事の野党
パンドラの箱を開けやがった、これ以上問題を大きくするなとだんまりを決め込んだ与党と空気を読んだのか遠慮して言わない野党、これって与野党協調か。
それとも桜の会が何よりも大事でそれどころではないのか。
(ネタが学園から桜の会に変わっただけでやってること同じ、他に大事なことないの?)
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夫婦別姓は必要条件であって十分条件ではない
女の子ばかりでは家名が途絶えてしまう。男子出産を求める圧力がありました。男子を産まなければ親族、姑から何を言われるか。
先に女の子が生まれたら 次は、今度こそ男の子を、とプレッシャーをかけられる。
これもハラスメントでしょ。
ハラスメントの原因になっている。
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女性の社会進出で結婚必須の社会ではなくなりつつある
高度成長期は男は稼いで女が家庭を守るという役割分担のモデルがありました。
終身雇用と誰もが正規雇用だから成り立ったモデルです。自由化、グローバル化、格差拡大で夫が将来はどうなるかわからない状況になり、女性が否応なしに自立を求められる状況になった。
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女性の自立を勧めておいて、結婚しなければ子供を産んではいけない、と旧来の価値観に縛られていたら出生率は低下する一方です。
そういう意味では、結婚しなくていい。は政府の方針と一致しています。
結婚するな とか 結婚しろ とか 結婚しなければならない とか強制的なことは言っていない。結婚するもしないも国民の自由です。
結婚できないから子供を産めないので子供が減っている。
ならば結婚しなくても子供を産み育てる社会にすればいいと。
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経済的に結婚できない人が増える社会では一夫多妻か一妻多夫も必要になる
江戸時代は家を絶やさないため財力・権力のある家では嫡男が正妻の他にも妻を娶って多くの子供を残すということが行われていました、一方で次男三男は部屋住みとかいって結婚しなくても居場所がありました。
フツーに結婚しない人がいる一方で結婚する人は多妻・多産という仕組みで人口が増えました。
それは近代化、西洋の価値観が入ってきたことで否定されました。
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旧来の結婚観と経団連の方針がごっつんこ
男が外で稼いで女が家を守るという旧来の結婚観は終身雇用、年功序列とセットで成り立っていました。雇用政策の転換は旧来の結婚観の転換とセットです。
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同調圧力による結婚から結婚の自由化へ
中世近世においては、仕事は世襲で婚姻は家柄の釣り合いや政略で親に、親同士で相手を決められました。
その一環としてお見合いという儀式がありました。
会わずに決められることもありました。
親の認めない、村社会で認められない結婚は勘当や村八分にされたりして、その子供は差別されて生活に支障をきたしました。
戦後は都市化で村に残らず就職で都会に出て行くようになったので村社会の影響力が低下しました。
戦後もしばらくはお見合い結婚が主流でした。マンガの世界でもサザエさんとマスオさんはお見合い結婚です。恋愛結婚は外国映画のロマンスの世界でしたが、上皇陛下の恋愛結婚により広く国民に恋愛結婚が認識され、出会いの場が広がりました。
学校の同級生、先輩後輩、教師と生徒、職場の同僚、上司と部下、青年団、組合、趣味の集まり、で出会い惹かれ逢い祝福されたり反対されたり、お見合いの世話をしたがるお節介なおばさんはお見合いババアと呼ばれたり、その一方では結婚しないなんてありえないでしょという周囲の同調圧力と世間体に縛られてなのか、こんなはずではなかったと不倫をテーマにしたドラマや小説がブームになりました。既婚者と異性の他人がワンフレームに収まるとこれは不倫に違いないと勝手に噂を流すことが流行ったりしました。
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年金に縛られて離婚ができない
老齢年金を受けとるためには離婚しない方がお得だと煽られて離婚の自由はない。
ドキュメンタリーや自叙伝で
家計家庭は任せっぱなしだったり、家に金を入れなかったり、家に居場所がないからと残業が減っても外で時間をつぶして中々帰って来なかったり、小遣いが少なくて自己投資ができない、付き合いができない、小遣い増額を求めるともっと稼げと言われるとか、100年前、いや30年前のバブル崩壊前の人は予想も出来なかった事態で景気の変動や経済のグローバル化で夫婦のあり方は変わった。
昭和のおじさんの給料は全部妻渡しで家子供のことは全部任せるは神話と化した。
子供の塾・習い事、ママ友のお付き合い、家計のやりくり、カネの使い道の価値観の相違、仕事のカネに手をつけて事件になったり、身の丈にあったなんて政治家が言うと炎上騒ぎになったり、もはや高度成長期をモデルにした結婚観は成り立たなくなっている。
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年金の夫婦別会計で家族のあり方が変わる
共働きでそれぞれが自分のために使う分、付き合い(限られた予算になるので同じ会社の同じ部署の同じ顔ぶれで飲んでばかりは意味がなくなる)や自己投資の予算を確保して、子供や家庭のためのお金を共同で持ち寄る。年金も別会計で依存した関係ではなくなるので、冷めているのに別れられずに事件を起こすなんてことになる前に別れられる。
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男女の職業職場差別の禁止
母子家庭の貧困の原因で子供の学習の障害になっている。
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養育費の未払いの制裁
離婚した後でお金がないから払えないという話になりがち。
スウェーデンでは国が立て替えて母親に支払い、元父親から取り立てるという。回収できなけれぼ取りっぱぐれるのは母親ではなく国になる。元父親も回収から逃れるには国外逃亡GONE(ゴーン)するしかない。
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少子化が問題と言っているのに母親いじめをするのは矛盾
子育ては体力勝負だから30代40代になるときつくなる。夜泣き、抱っこ、道路に飛び出すのを掴まえる。親子の健康の問題もある。若いうちに産むのは称賛されるべきことでバッシングしている場合じゃない。
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母親が十分に育休を取れれば質の良くない保育園は淘汰される
休めないから無理して、空いているならどこでもいい。これでは質の良くない保育園も生き残って国の補助金を受け取ることになり税金の無駄遣いになりカネが死ぬ。
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差別されるのは少数派
生まれた子供に罪はないが親の因果が子に報いとばかりに周囲の大人がタブー視して、○○君○○さんと遊んじゃダメと子供に言い、婚外子は差別のみならずいじめの対象にもなりました。
差別は多数派が少数派に対して行う行為です。
フランス・スウェーデンは婚外子、未婚の子供が過半数なので差別されようがないという。
フランスの少子化に歯止めがかかったのは婚外子への差別がないからか。
子供は欲しいけど男女のパートナー同士で結婚はしない。
少子化対策は婚外子の権利確保、民法改正、おフランスへの追従か。
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間違ったっていいじゃん
間違いと言われても後から考えたら正解だったということはある。
タブーと言われたことがタブーでなくなり、当たり前であったことが当たり前でなくなる。
(そんなことは絶対ない、あってはならない!)
じゃあ今から鎖国する?帯刀ちょんまげやる?
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結婚するな はアウトだが 結婚しなくていい はセーフ
結婚するな は強制だが、結婚しなくていい は国民に判断を委ねているのだから問題視する方が国語力、読解力に問題があるのではないか。
(メディアは議会で騒ぎになっているからネタにしてるだけで賛同するかどうかは別。)
せいぜい不規則発言としての注意に留める範囲の話で何を騒いでいるのかと思う。
もしかして騒ぐことで社会を婚外子容認に動かそうとしてるのかな。
(最後にそれを言うか。)
それではまた。
(議員のヤジの一言をネタにしてこんな展開になるとは思わなかったよ)