どうして真っ赤な嘘と言うのか
どうして真っ黒や真っ青ではなく真っ赤なのか。
明らかを強調する意味で、赤→真っ赤 になったといわれます。
(ダジャレみたい。)
(見抜かれて突っ込まれて自分で自分を追い詰める嘘を真っ青な嘘と呼ぼうよ。)
明らか→見え透いた、完全に出鱈目と強調する意味になっている。
赤の他人とは明らかに他人、無関係を強調する意味。
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本当のことだからといって何でも話していいわけがありません
本当のことだからといって機密情報を話すのはNGです。
だからバカ正直という言葉があるのです。
正直にやるなら、話せないと言うのがセオリーであっても、知っているのに話さないのかと反発されたり無理やり吐かせようとされるリスクもある場合は知らないと嘘を言っても咎められることではない。寧ろ情報自体があることを知られないためには、知らない聞いたことがないと嘘を言うほうが望ましい場合もある。
デブと言わずにふくよか、ヤセ、ガリと言わずにスマートとオブラートに包んだ言葉に言い換えることもあります。
相手を傷つけない配慮の白い嘘と区別されます。相手に本音を見透かされると嫌味と受け取られます。
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大人は嘘つきだと言う子供も嘘を吐く
痛い寒いのに平気と強がりを言ったり、好きなのに照れて嫌いと言ったりするのも嘘の一種ですが、かわいい類いの嘘は白い嘘だと区別しています。
嘘は泥棒の始まり、とか 閻魔様に舌を抜かれる とか嘘を忌避する言葉はありますが、嘘なら何でもかんでも悪だと決めつけるものではありません。
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大人は嫌いでも好きだと真っ赤な嘘を吐きます
子供は好きな相手に嫌いと嘘を言うことはあっても、嫌いな相手に好きとは言いません。
大人になると損得勘定で嫌いな相手に好きと言うこともあります。
本音を表すと裏切ったという話になります。
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強がりも照れも自分に対する嘘
寒いのに寒くない、好きなのに嫌い、白い嘘は自分に対する嘘でもあります。
自分にではなく、他人にだけ向けて吐くのが黒い嘘か白い嘘かの分かれ目です。
大人になるとだんだん自分に対する嘘が少なくなり、自分以外に対する嘘が増えていく。
空気を読むのもその一種です。
みんなの意見と違うと思っても保身のためにみんなに合わせるのは、空気を読む+嘘を吐いて本音を隠す です。
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みんなに合わせるのは脳の省エネ
違うことを言うためには、反発に備えたり、説得や論破をするために、脳力を使います。
なので疲れるから体は避けようとします。
空気に合わせようとするのは省エネの動作なのです。
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常に省エネモードでいると考えることができなくなる
それでももうヤバい、違う、と思った時には、省エネに慣れきった体は反応できません。抵抗する術もなく引きずられるままになります。
赤信号みんなで渡れば怖くない群衆の仲間入りで、一人なら絶対にやらない酷いこともやりかねません。
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間違っていたも間違っていないも両方嘘
間違っていないは悪あがき嘘の上塗りと捉えられ、
間違っていました、周りに合わせた結果、糾弾される立場になったときに、反省します、間違っていました、と言うのは、糾弾する空気を読んでまた合わせたので同じことを繰り返しているのに過ぎず反省しているのではありません。同調していたクセに自分は悪くないのにとんだトバッチリだと嘘を吐いているのです。
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空気を読んだからといって必ず合わせる義務があるわけではありません
空気を読め とは 空気に合わせろ という意味です。言われた人が読めていないとは限りません。読んだ上で抗うのはエネルギーが要ります。
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ひたすらに従った結果に抗うのは膨大なエネルギーを消費します
エネルギー消費を抑えるために空気に合わせた結果、より大きな空気(組織の空気に対する社会の空気、地域の空気に対する全県全国の空気、国の空気に対する国際社会の空気)からの糾弾や介入に破れた(業績悪化、地域差別、経済制裁や敗戦)後は生活再建というより大きなエネルギー消費を伴います。
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空気を読むならもっと大きな空気を読もう
小さな空気に省エネで甘んじていたら、大きな空気に抗えずに後で膨大なエネルギー消費をする羽目になり考えることが増えて面倒になります。
それではまた。
(こういう締めになるとはタイトルが嘘だね。
これは真っ赤な嘘?白い嘘?)
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コロナ禍でモノが盗られなくなった
置き忘れた傘も、円盤(ブルーレイやDVD)も戻ると残っている。持っていかれていない。
以前なら持っていかれて戻らなかった。
誰が触れたかわからない、コロナがついてたら大変だと警戒されて持っていかれなかったのだろうか。