nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

培養肉のイメージは人の欲望で違うものに

人工培養肉とは

持続可能な社会実現のために、温暖化を抑制するために今のような畜産は続けられない。

牧場にするために森林を伐採したり、家畜が排出するメタンガスは温暖化の原因になっている。農産物が家畜の餌になるなど食糧問題の原因になっている。

 

人口培養肉とは「動物の可食部の細胞を組織培養することによって生み出される肉」のことです。
実用化されれば食用動物の屠殺数が減り、また畜産の過程で排出されるCO2やメタンなども低減させられると期待されています。

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培養肉の作り方

牛の培養肉の作り方は牛の幹細胞を採取して培養する生成方法です。
幹細胞には「分裂して自らと同じ種類の細胞を作り出す能力(自己複製能)」と「全く別の種類の細胞に分化する能力(多分化能)」が備わっており、内臓器官から筋肉まであらゆるものを作り出せる。

(iPS細胞で人の臓器の再生医療の応用かな?)

(骨も再生できるなら骨付き肉も再生できるね。)

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現在市場に出回っている代替肉のほとんどは、主に大豆や植物を原料として作られています

しかし、あくまでも代替品なので、栄養分までは同じにはならない。

その点、培養肉は本物の肉と同じ細胞から作られるため栄養分は同じと考えられる。

人口培養肉が実用化されれば持続可能な食肉文化が確立できる。

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成型肉よりはましではないか

あり得ない、気持ち悪い、と思うなら成型肉はどうなのか。

成型肉は細かいクズ肉を軟化剤で柔らかくして食品添加物で固め、形状を整えた食肉である。本来なら産業廃棄物となるべきクズ肉に、添加物複数種類を大量に投入して固めて加工したものに比べれば、「培養肉」を一概に否定することは出来ない。

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畜産業界へのインパクト大

畜産業の「家畜を育てて出荷する」というビジネスモデルを根底から揺るがしかねない。

既存の畜産業の縮小は避けられない。

でも一方で、食にこだわりがあり大金を払っても本物の肉を好む人も残るだろう。

一流のレストランと取引のある高品質を売りにする畜産業者だけ生き残るのだろう。

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一般向けの生産をする牧場や畜産農家の代替はバイオ工場になる

そこで働いているのは技術者、オペレーターになる。廃業した畜産農家はバイオ工場を生産拠点にする食品メーカーに勤めることになる。

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外食産業の取引先は畜産農家からバイオ産業に移る

培養肉のコストの問題が解決されたら、今までの付き合い、繋がり、商習慣が崩れる。

培養肉の使用が当たり前になると、従来のルールが崩れる。

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食品メーカーは技術者の争奪戦に

食品業界の成功要因は「いかに優秀なバイオテクノロジーの技術者を集められるか」になるかもしれない。バイオテクノロジーを駆使する先端業界に変貌を遂げる。

(それとも外食産業がオリジナル培養肉の技術者を抱え込んだりして。如何にライバルよりも先に本物に近い培養肉を低コストで実現するかの競争になる。)

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ロシア特産 マンモスの骨付き肉

(何を唐突に)

シベリアの永久凍土から出てきたマンモスのミイラの細胞から培養して、骨までも再生。

骨を掴んでガブリ。

(ギャートルズの世界だね。)

(中国が対抗して、ドラゴンの肉とか売り出して、どうやって培養したんだ、蛇じゃないかっとか。)

(日本では鯨肉が復活、欧米人が可哀想だと騒いだら、培養肉ですで終わり。)

(黒マグロが培養されたら養殖はどうなるんだろ。海で泳ぐ本物は高級寿司店でしか食べられないことになったりして。)

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ワシントン条約で取引禁止の動物の培養肉も

(どうやって培養したんだ、細胞をどうやって採取したんだ。ってことになるね。)

違法にならないように、自然死したばかりの死体のハンターが新商売になる。猛獣に襲われる危険を孕んだ冒険になります。

(そこまで人間の欲望が。)

(地球温暖化対策が動機なのに、結局、人間の欲望で様変わり。)