「忖度」とは本来は相手の気持ちを慮ることです。相手のためにすることで自分の利益のため、自分が有利になることを目的にしてすることではありません。
「忖度」という言葉が氾濫していますが、
「忖度」という言葉が誤った使い方をされて、本来の意味と全く違うものになっています。
自分に有利な方向に物事を推し進めたいから、または自分がそうしたいから、或いは上司に気に入られるだろうと推測して、自分のためにしていることを「忖度」したという言葉を使うのは誤った使い方です。
(自分も過去ブログで使ってたよね。)
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直接確認ができない上位の名前を出してきたら要注意
陛下がお慶びになることである、私の指示、命令に異を唱えることは不敬である。
自分がやりたいこと=天皇の御意向にすることこそ不敬の極みなのですが。
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誤った忖度の対象は変わり続ける
官邸の意向、総理のご意志、大臣のご意志、書記長のご意志、党首の、代表の、役員の、エライ人の名前を出して、本当は自分がそうしたいから言ってるだけなのは、虎の威を借る狐です。
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ご意向はないのに自分の判断を忖度と思い込む
△△を出すな、辞めさせろ、◯◯のご意向だ。そんなことを言ってる暇はないエライ人なのに、お望みになっているに違いないと推測して先走り。
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忖度と言わないようにしよう
虎の威を借りた狐さん、と呼んであげましょう。それは言い過ぎだ、差し障りがあると言うなら、
「虎の威を借りた」です。
それでは長いから短くして「忖度」にするのは全く意味が違います。
(略して虎借り。)
(それじゃ意味がわからないよ、虎刈りと紛らわしいよ。)
(じゃあ借り虎。)
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自分の判断だとはっきり言えない?
自分の判断で命令すると責任が伴います。
説明できないから、面倒だから、責任を取りたくないから上の名前を出して仕方がないんだと自分への反発を抑える。
(単に上から下へ降ろしているだけか、異を唱えて抑えられて不承不承みんなに我慢を訴えているのかは普段の有り様で見抜かれるね。)
(異を唱えても説得されたり、質疑応答の結果、納得しているなら上のせいにしたりしないね。)
自分の考えなのに、お上の意向で誤魔化し続けた挙げ句の開戦、敗戦。
自分に逆らうのは非国民だと言って。
(その行動パターンは敵に研究されて見抜かれていたりして。)
批判しているのに、「忖度」を使い続けることは戦前からの流れを助長しています。