nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

室井慎次・生き続ける者 とは死を予感させるタイトル

https://odoru.com/

室井慎次敗れざる者の後編として室井慎次生き続ける者が公開された。

生き続ける者とはどういう意味か。

心の中に生き続けるということか、ということはこの映画で室井慎次は死ぬのか。

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ネタバレしていても見届けたくなる

ネットのレビューですぐネタバレするご時世だが、
結果さえ知っていれば、あとは何も知らなくてもOKというわけにはいかない、経緯・過程を知りたくなる。

予想以上の展開であった。ネタバレしている結末以外のことが全部わかるわけがない。連続殺人犯 日向真奈美(小泉今日子)の娘(杏・福本莉子)との和解、余所者扱いして冷たかった住民との和解、室井の思いは新城(筧利夫)と沖田(真矢ミキ)が引き継いでいた。いいものを見せてもらいました。スタッフに感謝です。前半よりも濃い内容でした。後半を観ないのは勿体ないです。

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閑話休題 指示が抜け漏れしていたことをカバーしてくれていたことをとても有難いと思った

指示していないことまでもしていた。余計なことをやりやがってと決めつけないで理由を問うと、自分が気が付かなかったことをカバーしてくれていた。とても有難いと思った。
自分を上回る逸材だと思った。

それとは逆に、言われた通りにしました。出来ました。エッヘン偉いでしょ。何か問題が起きたら言われた通りにしただけの私はまったく悪くない。指示した人の責任です。
そりゃそうだけど、ずっと新人の立場のままでいいならね。

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室井は青島を自分以上の逸材だと認めたのではないか

管理職に祭り上げられていても、現場では使えない、足手まといになる人はいる。

修理に来たのに、工具を持ってきていない、外に置いてある車まで作業の過程で随時、工具を取りに行くという段取りの悪さ。作業内容に応じた見立て予測や段取りができないようだ。結局直らなかった。

後日、別の人に来てもらったら段取りよくスムーズに作業を終えてくれました。聞けば前回訪問したのは上司・管理者ということでした。

 

出世コースが定まっている。入口次第でどんなに入ってから頑張っても天井は決まっている。入口次第で余程のミスや不祥事に見舞われなければ出世コースに乗っかれるキャリア。
あり方を変えようとしても、今ある役得を手放したくない人から敵視され抵抗され危険視される。
突破できなかった自分はもう死んでいる。

逆らわずに大人しくして定年を迎えて退職したら悠々自適の老後を迎えられる。それは約束を守れなかった自分が享受すべきではないと。早期退職を選んだのではないか。

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呼吸しているだけで生きているといえるのか

意思表示が出来ない状態で体中チューブだらけにされて延命している状態を生きていると言えるのか。

回復の見込みもなく意思表示ができずに呼吸だけが続いているのを生きていると言えるのか。苦痛を与えているのではないか。

呼吸が止まりそうになると電気ショックで蘇生されて身体がバウンドさせられるのは苦痛でしかないのでは。拷問ではないのか。

親族がもうやめてくれと乞い願われなければ措置を止めることはできない。医者の立場は親族の同意なく途中でやめたら見殺しだと非難される。

かと言って、安楽死を隠れ蓑にさせた社会的弱者抹殺の手段にさせてはならない。解決に見せかけた現実逃避の手段にさせてはならない。

自殺幇助の正当化の手段にさせてはならない。自殺幇助に見せかけた殺人が行われる懸念がある。

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自宅で布団の上で穏やかに息を引き取るのが理想だが

病院に搬送されたら延命されて静かに死ぬことを許してもらえない。

医者も途中でやめたら後ろ指をさされるからやめることができない。

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病院以外で死亡したら事件性がないか捜査されるので自宅での医者の看取りが必要になる

警察も事件を見逃すわけにはいかないので病院以外での死亡案件は捜査することになる。

(警察に捜査されないように、裏をかいて病院で殺害を狙う悪い奴もいるんじゃないの。)

病院で事件を起こしてもすぐに処置をされて無駄骨に終わる。怪しい侵入者は警察に通報されるから病院で事件を起こすのはそれなりにハードルが高い。

室井が雪の中で亡くなったのは誰にも邪魔されすに息を引き取ることができる方法であった。病院に搬送されていたら青島が医者に食ってかかって、奇跡的に助かって回復する展開になりかねない。

室井に親族がいなければ、残された子供たちが医者に詰問されて延命に同意せざるを得なくなる。

詰問しなかったら医者はサボタージュではなかったのかと査問にかけられる。

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尊厳死の登録をしても強制力はない

普段から家族と話し合っておくか、或いは司法書士に依頼して公正証書にして意思表示をしておくことが死の間際や死後に自分の意思を通す方法です。

普段から死について話し合っていたので、医師に問われた際に、本人は普段から望んでいなかったと伝えることができて、延命措置をお断りすることができた。

 

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危なっかしくて潰されると思ったのではないか

正面切って正論を吐く青島を危なっかしい、目をつけられて潰されると危惧したのではないか。

上手く立ち回って振り返れば奴がいるの司馬や鎌倉殿の北条義時みたいになったら三谷幸喜の脚本に抵触する。どんな青島像が提起されるのか。

(青島(織田裕二)対 鳥飼(小栗旬)が司馬 対義時になったら抵触しちゃうね。)

(鳥飼が沖田を罠にかけようとして何かやりそう。そこを青島たちが突破して打開する。)

https://tv.apple.com/jp/show/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8C%E3%81%AF%E5%A5%B4%E3%81%8B%E3%81%84%E3%82%8B/umc.cmc.cewkxa703vj82a23y9v3eh86

 

https://www.nhk-ondemand.jp/program/P202100272200000/

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踊る(大捜査線) の再生に室井の死は避けて通れない

いつまでも盾になってくれる人がいるわけではない。室井亡き組織の中で青島はどう抗うのか。という期待を想起させられます。