東海道新幹線に乗る時は のぞみ ばっかりです。
名古屋行くのも、京都、大阪、広島に行くのも のぞみ です。
のぞみ を利用すると 東京~新大阪の特急料金は ひかり こだま に対して310円のプラスです。
東京~新大阪の所要時間は のぞみ 2時間30分、ひかり 3時間3分、こだま 4時間4分です。
33分早く着くために310円払っています。
ひかり と こだま は30分間隔で走っています。1時間に2本ずつです。
のぞみ は1時間に10本走っています。
そこのけそこのけ のぞみ が通ると ひかり と こだま は退避して待ちます。
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こだま は こだま が返って来るように速いと昭和34年(1959年)に営業運転が開始された東京~大阪間の日本初の電車特急として命名されました。
それまでの電気機関車がけん引する特急列車の所要時間は7時間30分でした。
こだま は1時間短縮して6時間30分で結びました。
こだま は音速です。音速はおよそ秒速340メートルです。時速1224キロです。
昭和39年 東海道新幹線が開業しました。特急を超える超特急の愛称は 音よりも速い光 ひかり が選ばれました。
光速は およそ秒速30万キロメートル(299,792,458m/s)
時速10億8千万キロです。
太陽(光)までの距離は1億4960万キロです。
太陽の光が地球に届くまで8分18秒6かかります。
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こだま(音)、ひかり(光) よりも速い のぞみ。
望み叶え給え(のぞみかなえたまえ)の のぞみ です。
のぞみは人の想いです。想いよ光よりも速く届けということです。(筆者の勝手な解釈です。)
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のぞみ はジャパンレイルパスでは乗ることが出来ません。
ジャパンレイルパスは外国からの旅行客が利用する日本全国のJRで利用できるフリーパスです。
フリー で のぞみ に乗りまくられたらJRは困ります。
のぞみ に乗車する場合は規定の特急料金(東京~新大阪5700円)をジャパンレイルパス料金とは別途に支払います。
ひかり こだま はジャパンレイルパスで別途特急料金を支払わずに乗車できます。
だから のぞみ には外国人観光客はあまり乗っていません。ビジナス客優先です。
のぞみ の他に 東北新幹線 はやぶさ(こまち は はやぶさ と伴結する東京・盛岡間) や 九州新幹線 みずほ などの速達タイプはジャパンレイルパスでは乗車できません。
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平穏な こだま の車内
東京~新富士間を こだま で往復しました。
乗る人が少ないので大きな荷物を持っても網棚の場所の取り合いで気を遣う必要もありません。
のぞみ のように営業運転の限度まで速度を上げない こだま の車内は平穏そのものです。
のぞみ では速度が上がると線路面からなのかモーターからの音なのか うなり音、こもった音、低周波の音が気になり出します。
こだま の営業運転速度は うなり音こもり音を出す速度域に達しないのでしょう。
こだま は最も揺れの少ない車内音の静かな特急電車です。
車輛の性能の半分しか使っていない印象です、余裕です。
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新幹線開業前の東京・大阪間の特急列車の停車駅
東京・横浜・(小田原、熱海、沼津)静岡(浜松、豊橋)名古屋・(岐阜、米原、大津)・京都・大阪でした。
( )の中の駅は停まる列車と停まらない列車がありました。
静岡以外は( )に入っていない駅は 現在の のぞみ の停車駅と重なります。
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のぞみ にグランクラスや食堂車を連結するのは無理!
あっても乗車時間が短いので食堂車は慌ただしくて利用できません。
のぞみ はビジネスユースでグランクラスの需要が見込まれますが、定員18名の車輛を繁忙を極める東海道線に導入することには経済合理性に適うのかという話になります。
普通車の定員は65(先頭車)~85名、グリーン車は68名です。
東北、北陸新幹線のグランクラスは先頭車で他の車輛の乗客は入ることができません。
東海道新幹線は新大阪・九州方面の先頭車から5両は自由席です。
もし連結するのなら編成の中央になるので、他の車輛からの移動を止めることは不可能です。
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ビジネス&観光の新幹線 ふじ 計画
停車駅は東京・新横浜・熱海・三島・静岡・浜松・豊橋・名古屋・米原・京都・新大阪です。
熱海、三島は伊豆、箱根、富士山の観光拠点として。
浜松はスズキ、ヤマハの本社所在地で浜名湖観光の拠点。因みに寝台特急 富士(東京・大分経由・西鹿児島)の停車駅は東京・横浜・熱海・浜松~でした。
豊橋は三河の中核で農業出荷額が県内2位、全国でも5位 ちくわや寒天ゼリーといった加工食品も多く生産されている。八丁味噌は三河味噌とも呼ばれます。
フォルクスワーゲン グループジャパンの本社が置かれています。
米原は東海道と北陸道の分岐点、もぐさ、赤かぶ漬物、鮒寿司といった名産品、琵琶湖、伊吹山といった観光地の拠点であり、彦根城のある彦根市は隣です。
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東京・新大阪の所要時間は3時間33分で料金は のぞみ と同じ。
1時間余計にかかるのに同じ料金を取る?
のぞみ や はやぶさ と同様ジャパンレイルパスでは乗車できません。
別途 特急料金がかかる列車です。
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普通車の座席は横4列にします。
グリーン車との違いはシンクロナイズドコンフォート機能(リクライニングに合わせて座面後部が沈み込む)やレッグレスト〈足先を前に伸ばしたときに ふくらはぎ を下から支えてくれる。リクライニングとレッグレストは電動)、可動式ヘッドレスト、読書灯、大型のアームレスト(パソコン、スマホ用の電源〉が備わらないことです。
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ベースはN700ではなく700系です。N700は窓が小さいので通路側の席からは外がよく見えません。
編成は10両編成で全車指定です。
東京寄りの10号車がグランクラスになります。
15番線に入線して、はやぶさ、かがやき のグランクラスと並びます。
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ふじ のグランクラスには個室を設けます。
運転席の直後に4人用の個室が備わり中で商談、密談、電話、会食が出来ます。
乗降口は個室と解放席の間に設けます。
食堂車からのワゴンサービスで食事もできます。
専用の化粧室も備わるので、車内で他の客と顔を合わせることもありません。
目撃されたくない政治家、芸能人にうってつけです。
10号車の窓は防弾ガラスに匹敵する強度で大型の展望がよいものとなります。
グランクラスの解放席の場合はワゴンサービスの提供はできても、個室とはテーブルのサイズが異なるためメニューに制限があります。
はやぶさ、かがやき のグランクラス場合、テーブルはアームレスト内蔵のみです。
アームレスト内蔵タイプは強度、剛性がモノ足りずパソコン操作には向かないので ふじ はシェル背面にもテーブルを設置します。
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10号車はグランクラス、9号車はグリーン車、8号車は食堂車です。
(既存の東海道新幹線の8~10号車 グリーン車と駅で並びます。)
東海道沿線の産物で食堂車のメニューを仕立てます。料理もデザートも季節に合わせてメニューの変更を行います。
ワゴン販売の場合は販売基地から遠い車輛ではお目当てのグッズが手に入らない可能性があります。
7号車には展望室兼販売コーナーやボックス席を設けます。
10号車と同じ大型の強化ガラスの窓に座席を向けた展望席にして人を集めて記念グッズを販売するのです。
デッキや仕切りには東海道にまつわる名画や写真を壁に埋め込みます。
沿線風景を堪能できる東海道新幹線ならではです。
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人気が出て西日本も参入する話になったら広島まで延伸します。
なぜ広島までか?5時間が限度だと思うからです。東海と西でお互いに車両基地に行って帰ることができます。
所要時間が5時間あれば食堂車でコース料理を提供できます。
JR東海の編成は東海道沿線の名産、水産物の場合は相模湾、駿河湾、浜名湖、伊勢湾の名産です。
JR西日本の編成は瀬戸内や日本海(兵庫県)、琵琶湖の水産物、神戸牛、但馬牛、神戸スイーツ、岡山のフルーツです。
以前ブログで 富士 の名はリニア新幹線にと言ってなかったか?
リニア新幹線はトンネルばかりだし速すぎて富士山が見えないんじゃないか。
富士の列車名を復活させるのは東海道しかない。
ひかり のスジに入らないかな。
それではまた。