新幹線よりも飛行機よりも早い
(んなアホな)
速いではなく早いんです。
岡山行きの最終の新幹線は東京発20:50 のぞみ133号 岡山着23:55
因みに飛行機の最終便は羽田20:10発 ANA659便 岡山桃太郎空港着21:30
当日最終便の後の22:00にサンライズは発車して翌朝の6:27に岡山に着きます。
翌日の のぞみ1号に乗っても 東京発6:00 岡山9:09着とサンライズの後に着きます。
しかも東京6:00発の新幹線に乗るのはハードルが高い、前日から東京駅周辺のホテルに泊まるか、当日近郊住民が自宅から向かおうとすると住んでいる場所にもよるが3時~4時台起きになる。
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サンライズなら新幹線、飛行機の当日着最終便の後に発車します。
仕事帰りの後で、時間に余裕のある人は乗車前に食事をしたり、一旦帰宅をすることもできます。
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山陰まで行こうとすると更に差がつく
東京6:00発の のぞみ1号に乗っても岡山に着くのは9:09なので、岡山9:04発の やくも5号には乗れません、次の やくも7号は10:04発なので6:30発の のぞみ5号 岡山9:50着に乗っても同じです。
やくも7号は出雲市に13:04着 サンライス出雲は9:58に着くので約3時間後になります。
後続の のぞみ は3分後に発車して13分後に着く
因みに当日中に出雲市まで行ける新幹線の最終は東京18:10発の のぞみ57号です。
岡山に21:24着で 2140発の やくも29号 出雲市着0:37に乗れます。
岡山での乗り換え時間が16分なので 東京駅でのぞみ57号の3分後18:13発ののぞみ197号でも間に合いそうな気がしますが、のぞみ197号が岡山に着くのは21:40なのでアウトです。
3分後に発車してどうして3分後に着かないのか
のぞみ57号は姫路を通過して197号は姫路に停まる、姫路の停車時間は1分でも197号は停車のために速度を落として、発車後加速をする。57号は停車に伴う減速再加速を行わずに巡航する、その差が10分になるとは300km/hの高速列車ならではの光景です。
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運賃の差
東京―出雲市 運賃 11,900円 共通
のぞみ+やくも の場合
+特急料金8,310=20,110円
サンライズ出雲の場合
+特急料金3,240+シングル(個室B寝台)7,560=22,700
+2,590の差は時間の有効活用と約6時間半座りっぱなしの苦痛からの解放料金と受け取るか。
ノビノビ座席+520円なら計15,660です。(すぐ完売するらしい)
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2人の場合
のぞみ+やくも
20,110×2人=40,220です。
(運賃11,900+特急料金3,240)×2人=30,280+サンライズツイン(左右にベッドが並んだ2人用B個室)15,120=45,400です。
シングルツインとは
シングルとして販売するが、補助ベッド(上段)の使用で2人でも使用できる個室という意味です。
料金は2人分の運賃・特急料金30,280+シングルツイン9,430+補助ベッド5,400=45,110です。
サンライズツインと290円差で2人が上段下段に分かれるというのが微妙です。親子連れならいいかもしれないが。
1人で利用の場合、ノビノビ座席(520円)、シングル(7,560円)、ソロ(6,480円 シングルより若干狭い1人用個室で電動車でモーターの音がする、シングルは付随車(動力なし))が先に売れて、シングルツインはシングルより1,870円高なので残っている場合がある。
Nikoichiはそれでゲットしたこともある。
JTBカウンターのおねえさん「よく残ってましたね。」
(1人で2人用個室を取るな!)
JRがシングル扱いでも販売してるもん、夜は揺れの少ない下段で寝て、夜が明けたら見晴らしのいい上段に陣取る。
(はしゃぐな!)
(上段をご使用なら補助ベッド代5,400円をお支払いください)
上段のシーツも枕も布団も使ってないもん。もちろん浴衣も。
(あたりまえだ、ヘンタイ!)
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飛行機、高速バスとの比較
羽田―出雲 JAL 32,300円(通常期)、34,800円(多客期)
初便 羽田7:40―出雲9:10 バス空港9:20―出雲市9:50
9:58着のサンライズよりも先に着くけど 羽田7:40発って前の晩から空港ホテルに泊まるしかない。
飛行機が出雲空港に到着してからバスの発車まで10分だから、空港でトイレに行く時間はない、着陸態勢に入る前に機内で済ませて、空港で手荷物の受け取りで焦れる。
9:20のバスを逃すと次は10:10です。※バス運賃720円
ないよーバスがないよー
当日最終 羽田18:30-出雲20:00
出雲市行きのバスも松江行きのバスも20:10発が最終です。
逃すのはNGです。
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夜行高速バス 一畑バス・中国JRバス共同運行
運賃11,800~14,100円 次期により変動
最安です。サンライズより東京を2時間50分早く出発して2時間37分前に出雲市に到着するから所用時間は大差ない。
運賃で対抗できるのはノビノビ座席15,660円くらいです。
寝て過ごすならバスに13時間乗れるかというところが分かれ目です。
(昼間座ったままだったらキツイ)
首都圏―近畿なら夜行バスは強力な競合といえるが、中国、四国までとなると運賃は魅力だがバスではきついレベルになるのでサンライズが選択肢になる。
車内での食事やトイレ(1台に1箇所で順番待ちかサービスエリアでの休憩待ち)のことを考えると乗車時間の長さでバスのハードルは上がる。
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東京―高松の比較
サンライズ:運賃11,310+特急料金3,240+シングル7,560=22,110
高松着 7:27
航空機:JAL33,100(通常期)、36,600(多客期) ANA31,400~39,200
初便 羽田7:40―高松9:05 サンライズより後着
終便 羽田19:55―高松21:20 サンライズの2時間5分前の出発。
連絡バスはJTB時刻表には 各航空便に接続運転、詳しい時刻はお問い合わせください。とある。
高松は出雲空港に較べれば便数が多いから時刻表に表記しきれないということか。
夜行バスは2系統
四国高速バス・西東京バス:8,900~11,400円
新宿21:15―高松7:45
JRバス関東・JR四国バス:7,300~11,500
東京20:50-高松7:06
サンライズ瀬戸の乗車時間9時間27分 バスの乗車時間10時間16分
サンライズはJR東海と西日本の共同運行、JR四国はバスで高松ルートに参戦という構図です。
松山に向かう場合
サンライズは6:27に岡山着です。
松山行き しおかぜ1号7:22発まで1時間近く間が空きます。(高知行き南風1号は7:08分発)
サンライズ瀬戸は坂出7:10着なので しおかぜ1号の1つ前の高松発松山行き いしづち103号の坂出6:14発に間に合いません。
南風1号のひとつ前の高松発高知行き しまんと1号の坂出6:18分発にも間に合いません。
サンライズからの乗り継ぎで松山、高知に向かうことは想定されていません。
コラボしてるわけでもないし。
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以外な組み合わせ サンライズ+みずほ
サンライズ6:27岡山着 新大阪発の九州新幹線みずほ6:51岡山発―7:25広島―8:28博多―9:46鹿児島中央
サンライズ出雲の9:58出雲市着よりも早く鹿児島中央に到達する。
かつての九州ブルトレの代わりに使える。
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東京―九州の移動は成人した後は飛行機ばかりになった。
のぞみ+さくら、のぞみ+つばめ で鹿児島中央まで、のそみで博多まで行くのはキツイから飛行機を使う。
(この軟弱モノ!)
サンライズ+みずほ なら九州までJRを乗り通せそうだ。
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サンライズに他のルートの可能性はないのか
広島、山口はどうか かつての あさかぜ のコースです。
(山陽新幹線をご利用ください。こだま725号 6:57岡山発―8:03広島着がございます。)
米原経由で金沢行きはどうか
(ブブー ブブー、北陸本線は交流だからサンライズは乗り入れできないよ、北陸新幹線が敦賀まで開業したら、在来線は第三セクターになるから交直両用の新形式を開発しても持ち腐れになっちゃいます。)
白浜、紀伊勝浦、新宮方面はどうか。 朝から熊野参りです。
(ブブー ブブー、首都圏―近畿は夜行バスの許容範囲ですよ―。)
経済合理性だけでは難しそうだ。アートが必要だ。
(それではまた来年)
※続きは1月12日のエントリーになります。
1月5日は別のテーマでエントリーします。
※JTB時刻表2018年12月号参照