こんなに反対しているのにどうしてやめないんだ。こんなに大勢の人が反対しているのにどうしてやめないんだ。
でも反対される人は、「反対する連中は反対すれば相手が怯むと思っている、譲歩すると思っている、なぜ怯んだり譲歩すると考えるのか?自分自身が反対されたら怯む連中だからだ、そんな付和雷同な連中には負けない」とますます確信と自信を深めてしまいます。
反対する=自信をもってやってください になってしまいます。
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こっちが正しい の言い合いはいたちごっこに終始する
間違っていると言えば、間違ってないそっちこそ間違っている の言い合いになる。
間違っていると言えば相手が引っ込むと思うのは今まで抵抗を受けたことがないのだろうか。
事実と違うは言えるが、こちらから間違っているとは言わない。不毛の論争になることは目に見えているから。
間違っていると言われたら、相手側の間違っていない理由の説明を求めてつっこむ。つっこみどころ満載ならひっくり返せる。つっこむ余地のない内容でもこちらの負けにしない。
負けでも利害が絡めば、全面降伏しないで妥協点を探る。
(大人ってイヤネー)
勝ちでも全面勝利にしないで相手の言い分を聴く。スポーツの勝負じゃないんだから。
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ましな案を出さなければ結局勝てない
やめましょう、やめましょう、やめろ、やめろ、しか言えないと自分で考えることができないの?という話になります。
何もやらない選択でこの先どうするの?という話になります。
何かやる、違うことをやると言われると不安になるのに、何もやらないと言われるのも不安になるのが人間です。
違うことをやる(不安)、今までと同じで何もやらない(不安)、どっちも不安。
違うことをましな話に変えていくことでしか不安を払しょくできない。
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平和を守れと反対されても痛くも痒くもない理由
なぜか? 反対される側は、そっちこそ反平和だ と思っているので いたちごっこ の状態だからです。お互いに自分が平和主義で相手が反平和だと思っているので、どこまでも平行線です。平和の定義や方法論は違いますが。
最悪でも犠牲を最小限にとどめることを平和と考えるか、何事も起こらないことを願うことを平和と考えるか。
実現するために腹の底の見えない同盟者や相手陣営と腹の探り合いをしながら利害調整や思惑のすりあわせを行うタフな交渉を行えるか。
正義は我にありと声高に主義主張を繰り返してチキンレースに勤しむか。
人気が出やすいのは後者、わかりやすいのは後者。
美意識が違う、判断基準が違う、価値観が違う、ルールが違うのは我慢できない、シンプルでなければ我慢できない、すり合わせなんてとんでもない、そんなのは堕落だ。
わかりやすい。
引っ込みがつかなくなって一か八かの勝負をするつもりもないのに勝負になってしまう。
口だけだと侮られて既成事実を作られてしまう負けもある。
収まるか、引くか引かないかの判断は相手次第。
結果は相手の実力次第、伏兵の有無、周辺の思惑次第。
わかりやすいのは却ってコワイ。
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事実はひとつでも真実はいくつもある
歴史上起きた事実はひとつでも、宗教、言語、民族の違いによって意味合いは変わる。
真実とは辞書では うそいつわりではない本当のこと、絶対の真理という。
受け手にとっての真実とはあるべき姿のことではないか。
起きた事実は受け手によって良い意味にもなれば良くない意味にもなる。
占領した側、された側、併合した側、された側、分断した側、された側。
ただひとつの真実を追求することはお互いが譲ることのできない争いに発展する。
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簡単・合理性だけを追求すると国がなくなる
中国との尖閣問題、韓国との慰安婦、竹島問題、北朝鮮の拉致問題、米軍基地問題、日米貿易問題
昭和の終わりか平成の始めころに日本がアメリカの51番目の州になるというジョークや風刺漫画があったけど、上記の問題を考えたくないのなら51番目の州になることが解決策になる。
日本がアメリカの51番目の州になると日本人は上記の問題を考えなくてよくなる。
米軍は自国軍になり、特権も治外法権もなくなる。
国内なので日米安保条約も消滅する
対米追従反対の日米安保反対 日米安保解消はアメリカになることで実現してしまう。
国内流通になるので貿易問題は消失する。
でも国会は州議会に格下げになり、衆参両院は廃止、日本州代表として上下院に片手で数えられる人数の代表を送り込むことになり、政治家が大量失業になるから国会議員が最大の抵抗勢力になるので決議されない。
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天皇制の存続が実は日本の生命線
政治家は選挙で選出され、大臣は任期があります。
選挙のことを考えて行動します。
皇室と各国王室の交流は政治的思惑や短期的な利益とは離れて執り行われる貴重な外交です。
第二次大戦後 敗戦国として悪役扱いとなった日本に戦勝国側の議員、大臣は選挙のこと、人気のことを考えて訪問できませんでした。訪問には高いハードルがありました。
西側先進国で戦後、最初に国賓として来日したのは英国のアレクサンドラ王女です。(1961年11月)(エリザベス女王の従妹にあたる)
皇族 王族は選挙で入れ替わることなく交流を続け、国交回復の糸口になりました。
合理性では計れない存在です。
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正義と悪は諸刃の剣
どんな些細な悪も許さない。一度罪を犯したら一生苦しめ、後悔しろ、幸せになるなんて許さない。
再犯に追いやることになり、また被害者が出る。
一生牢獄につなげ罪刑法定主義なんて無視だ、万引きでも終身刑だ。
自首、謝罪に来る者がいなくなり却って治安が悪化する。
正義は我にあり、悪の政権の官僚は全員クビ
テロリストの知恵袋になり手こずらされることになる。
安くしろ とにかく安くしろ 方法はそっちで考えろ
苦労する親の姿を見て後継者にならずに廃業したり、ライバル企業の外注先に事業を売却されてしまう。
正論だけ、厳しいだけ、効率だけでハートがない。
その先に繁栄はあるの?
それではまた。