ヒトラーと同じ手法です
チェコのズデーテン地方はドイツ民族が多数居住しているからと併合し、オーストリア、ポーランドとの国境付近もドイツ系住民が多いからと併合し後から全体を占領併合して、チェコは解体しました。
クリミア半島を併合したのは序章に過ぎなかったのですが、それを世界が許したのが(許してはいなくても結果論として阻止できなかった)今日の事態を招いたきっかけです。
☆★☆
他人事か
チベット、まあいいや。ウイグル、まあいいや。香港、まあいいや。次は台湾、尖閣、沖縄。
内政干渉だと反発を恐れて、批判を避けてきた日本にとっては対岸の火事ではありません。
天安門事件で、序章と見なした欧米諸国が激しく反発したのに、日本は忖度して妥協したので制裁の効果がなくなりました。隣の日本は他人事なんだと民主派にガッカリされました。
それが今日の日本近海の不安定な事態を招いたのです。
他人事にしていると自分に還ってきます。
☆★☆
強権を結束のトリガーに
忖度して媚びていると後々大変なことになりますよ。という教訓です。強引なことをされたときこそ、結束のチャンスです。
☆★☆
選んだつもりがなくても未来を選んでいる
ウクライナの国民には当然ロシアの選挙権はないので、プーチンを選ぶことはできません。でもゼレンスキーを選ぶことは出来ました。西側寄りのゼレンスキーを選んだ以上はプーチンがやってくる、ロシア軍がやってくる。その備えをしてこなかったというのは残酷か。
☆★☆
自分で自分の価値観を否定した日米安保改定反対運動
朝鮮戦争を契機にアメリカから再武装を求められた吉田内閣は拒否する代わりに日米安保条約を結びました。その条約には米軍の治安出動がありました。日本国内の暴動に対して米軍が出動し鎮圧できるのです、これでは主権がありません。
岸内閣が改定しようとしたら、野党、学生が反対運動を展開して機動隊と衝突し、死者もでました。改定を阻止するとは米軍に治安出動してほしいということになります、主権はいらないということになります、謎です。
(デモに参加した人はそんなこと望んでいないはずなのに煽動に乗せられちゃったんだろうね。)
(ウクライナと何の関係があるの?)
平和運動のつもりが逆に侵攻する気にさせて自分たちの権利を失わせてしまう皮肉です。
第一次大戦後の欧州は平和を希求し軋轢を避けてヒトラーに譲歩を続けてヒトラーをやる気にさせてしまい第二次大戦が勃発。
☆★☆
中国に空母を売ったウクライナ
遼寧は、ソビエト連邦で設計されたアドミラル・クズネツォフ級航空母艦「ヴァリャーグ」の未完成の艦体を中国がウクライナから購入し、中国初の空母として完成させました。
ソ連崩壊後、ウクライナは核を手放し、武装を手放し、軽武装化に努めました。平和を希求するウクライナ国民も支持しました。西側諸国もそれを求め援助しました。それが皮肉にもロシアの侵攻を招きました。
ソ連時代の武装がウクライナにあれば、プーチンは手出しできなかった。
(ロシアの脅威を訴え、武装を手放してはいけないと主張する人は、アブナイ人呼ばわりされたんだろうね。西側はウクライナの武装がロシアの手に渡るのを怖れたんだろうね。)
☆★☆
米軍は出て行けない
バイデン大統領は米軍を派兵しないと明言しています。中国に睨みを利かせるために二正面作戦はとれないということですが、正直すぎます。
どう動くかわからない不気味な存在にならないのでプーチンがやる気になってしまいます。
☆★☆
ウクライナ軍だけではもたないとヨーロッパ軍が参戦すると第三次世界大戦
NATOも一枚岩ではない、NATO加盟国の一角でもあり強権の色合いのあるトルコにロシアが働きかけて分断を謀ります。
ロシアを国際金融網から排除する経済制裁で国内経済を破壊して戦争継続能力を奪おうとし、ロシア側の石油、天然ガス、レアメタルの供給を止める対抗措置で返り血を浴びる。
ロシア抜きの供給網の構築を西側もしていなかったので備えがないのはお互い様。
(備えをしていたら戦争の準備をしていると察知されるしね。)
☆★☆
ドイツは駐留米軍の核を使用できる
それでロシアを牽制できる。
でも同じ敗戦国である日本は広島長崎の惨禍の歴史があるので非核三原則を無下にできない。
(日本が使ったら何でもアリになって歯止めがなくなるね、被曝国でさえも使ったんだからと。)
(どうせ使えやしないだろ、使うわけがないと傘にかかってかかる。)
だから使わせないでくれ、とセカイに向かって叫ぶ。
※文中敬称略