NHKスペシャル 2019/05/19 21:00「子どもの声なき声(1)いじめと探偵~行き場失った“助けて”
保護者が情報開示請求でいじめ調査委員会の議事録を請求したら、存在しないという。
ないので出しようがないという。それでいながら寄り添った対応をしたという。
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なぜないのか(本当にない場合)
議事録があるのに、無いと言って、後で見つかったら隠していたと言われる。
だから最初から議事録を作成しない、残さないという暗黙の了解ができている。
やる気の無さ丸出しです。
やる気あります!やる気満々です。
だったら議事録があるはずです。
やる気あります!でも議事録は残しません。
これでは 何を言ってるんですか?気は確かですか?大丈夫ですか?という話になります。
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調査委員も悲痛なのではないか
面倒に巻き込まれた。早く終わらせよう。忙しいんだ。掛け持ちの人たちばかり。
「議事録がありません」とは やれと言われても無理な話だとわかってほしい。 という悲痛な叫びだと受け取った。
議事録がないからと言ってやる気がない訳ではないと言い訳したり、理屈をこねたら、民間だったら 使えねー と一発アウトになるところですが、
生徒の場合は勉強、部活、委員会活動。
勉強、部活そっちのけで委員会活動に100%、そんなことはオトナが許さない。
オトナの委員も同じだと思って期待しない方がいいです。
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誠実 とは組織の面子を守ること
立場がある。面子がある。正しいか正しくないかの問題じゃない。
どうあっても対応に問題はなかったという結論が先にあり、結論に合ったエビデンスが採用され、合わない証拠は無視される。
どうあっても組織を守らなければならない。それが誠実だ。
面子を守るつもりが却って面子丸潰れになって組織を崩壊させかねない。
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国ができる対処は議事録の義務化
こんなルールを作らなければならなくなる羽目になるなんて想定外だった。
でも、捉えどころのない文言明確意味不明の議事録ができたりして。
調査委員会では国会の証人喚問の答弁みたいな言語明瞭意味不明な会話を普段からしてるんですか。とか言われたりして。
寄り添った対応をしています
こっちだって忙しいんだ、自分たちに寄り添ってほしい という非通な叫びと受け取った。
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被告と裁判官は兼任できない
当事者に自分達のことを調査しろと言っても中々 クロ です。とは言えない。
クロ と言おうものなら、何コイツ いい子ぶっちゃって。といじめの対象になったりして。
そんな大人気ないことはできない、同調しない人は最初からメンバーに入れない。それが大人ではなくオトナの対応というものです。
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強権発動―忙しくても自分たちでやった方がまし
国直轄で学校調査組織が発足して、上から目線でゴリゴリやられる。
学校に監視カメラ、隠しカメラが設置されて外部から監視されて、教員と元教員(教育委員)が 学校の自治が犯される、学校の自治の危機だと訴えても大衆の関心は高まらず、監視体制構築の契機になる。
行く末にどんなことが待っているか。
いじめはいじめの問題に止まらず、国と教育現場の関係に影響を及ぼす。
現場に任せたけど解決しないで国民の不満が高まっているから国が監視しよう。
気がついて抗議を始めたときにはもう遅い。
問題意識、当事者意識は様々
いじめ対応はメンドイ、アウトソーシングしたらいい、ティーチングマシンに徹したいと思ってる人もいたりして。
だったら、AIでいいという話になったりして。
非人間的な対応をするなら人間でなくてもいいと。
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忙しいとはどのくらいなのか
生き馬の目を抜くような熾烈な競争を繰り広げている現場もあれば、のんびりした現場で「もう忙しくて大変なんだよ」と長電話で愚痴を言い合う。長電話して愚痴を言い合う時間があるのに、何が忙しくて大変なのか とツッコミを入れたくなる現場もある。
今忙しい、できない。本当に忙しいのか、キャパシティがないだけなのか。
どちらにしても、書類を整えても、ダメだこりゃ と判定された後は介入が待っています。
それではまた。
(5月24日追記 6月1日付けで予約投稿したのに、修正したら公開されている。はてな?)