ドルの下にはセントがありますが、円の下の単位はありません。(昭和28年(1953年)12月31日をもって円以下の単位、銭は通用力を失効)
株売買、全社100株単位に 東証が10月移行完了
2018/7/5 日本経済新聞
それ以前の売買単位は企業によって異なっていた。
昔からそうなっている。そういう決まりだから仕方がない。それは誰かが、人が決めたことだから変えられます。
(Wikipediaより)
07年時点では1株から2千株まで8種類に分かれ、特に千株単位が多かった。
(それが誤発注の原因になっていた。)
東証は株を買うのに必要な最低額を5万円以上50万円未満が望ましいとしている。
東証では最低額が50万円を超す上場企業が07年3月末時点で25%あったが、09年にはリーマン・ショックの影響もあり10%を切った。その後の株価上昇にもかかわらず、売買単位の引き下げの効果で10%前後で推移した。
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海外では売買単位を統一している取引所が多い。
東証の呼びかけから統一までは10年以上かかったが、取引額が小さくなると株価の値動きが大きくなりやすい。
単位の見直しに合わせて株式会社側は対応策として株式併合を組み合わせる企業も多かった。
例えば単位を千株から100株にする際に、5株を1株に併合すれば以前の500株と同じで最低取引額は従来の2分の1に収まるから。
但し株式併合は株主総会で決議が必要なため、移行が遅れた企業もあった。
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単元株制度
単元株制度は旧単位株制度にかわり平成13年10月施行商法改正で導入された制度で、本来一株しか持たない株主でも株主権を全て認めるべきところを、経済合理性の面から一定の株式以上をまとめて「一単元」と称して単元株主には本来株主に認められる全ての権利を認める一方で、「単元未満」の株主には株主総会議決権などの権利を制限する制度(会社法188条189条)を言う。
つまり1株持っている人を株主にすると、企業が負担するコストが高くなってしまうため、100株単位にまとめてしまおうという制度です。
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円には一円以下の金額がないから端数を出したら決済のやりようがない。
ドルの下にセントがあり、ポンドの下にはペンスがあり、ユーロの下にもセント(ユーロセント)があり、ルーブルの下にはカペイカがあり、元の下には角がある。
日本は1円が最小単位なので、1円より小さい額の決済が出来ない。株価が上がっても下がっても株数で割って端数を出さないために取引単位を多くしている。
100株単位にしておけば、どんなに乱高下しても取引単位で端数が出ることはない。
単元株制度が企業寄りだと槍玉に上がっても
通貨の単位が縛りになって動けないのです。
日本株を一株単位で取引するためには"銭"を復活させるしかありません。
(戦争に負けて円が紙くずになったときに銭はいらなくなって8年後に失効したけど、経済が復興して1ドル360円固定から変動相場制になったときに銭も復活させとけば、よかったんだね。)
(新円発行の際に円の下に銭を復活させたら円の価値が上がったりして。)
(お小遣いは一円単位(銭の千倍)になったりして、子供に十円も持たせないとかなったりして、うまい棒12円が12銭になったりして。)
(それじゃ円の価値が千倍、1ドル150銭、円換算で0.15円、千銭は変だから百銭の上の位は一円とか言って、でも給料やバイト代が千倍になったりはしない。 10万円の人は100円になる。) (損でも得でもなく実質は変わらない。円の価値が高そうに見えるだけ。)
(貨幣の名前が変わっただけのような気がする。日本株を一株単位で取引する話はどうなるの。割り切れない場合があるから出資額を株数で割るんじゃなくて、発行株数の合計を出資額にする。って円でもできるんじゃない。)
それではまた。