nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

歴史

保守は徴兵制を避け、リベラルは意図せず国民皆兵を目指すことになる理由

世間では保守派は昔の日本のように徴兵制を復活させようとしている。 リベラルは現状を維持する考え。と捉えられています。 それぞれが実現を目指す方向を考えれば、むしろ逆です。 保守が徴兵制を避ける理由 徴兵制を導入すれば、反乱分子が合法的に武器を…

個別的自衛権の国と集団的自衛権の国の比較

集団的自衛権の行使が認められない中立国のスイス、オーストリアは徴兵制です。 なぜなら他の国の助けを借りずに国を守るためには職業軍人だけでは人手が足りないからです。 非武装中立国の場合 第二次世界大戦当時 ルクセンブルクはドイツ軍に占領され通り…

ミッドウェー海戦 大本営発表前夜-新聞は自らの報道に縛られた

前回は戦時中の新聞を抜粋して並べましたが、その中でもミッドウェー海戦は国の運命は勿論のこと、新聞社にとっても大きな分かれ道でした。 昭和17年6月10日 朝日新聞 夕刊 米英とも船舶難に悲鳴、撃沈累増 建艦は計画倒れ 開戦以来八割を喪失、建造 予…

一人の男の嘘がもたらした欧州発『第二次世界大戦』

ヒトラーはミュンヘン会議で戦争に反対する英仏の世論を味方にして英仏から妥協を引き出しました。 妥協を引き出した手段は1つの嘘でした。「チェコのズデーテン地方の割譲が最後の要求である」 戦争反対の国内世論もある中、これが最後の要求になるのなら戦…

戦争反対の民意が利用されて勃発した欧州発第二次世界大戦

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武器や軍隊がなくなれば「平和」なんて嘘

本書の6章に刺激的な見出しがありました。 ”武器や軍隊がなくなれば「平和」なんて嘘” “第二次世界大戦という人類史上空前の戦争も犠牲の割合という観点で考えれば、古代の部族抗争に較べればマシかもしれない。 世界大戦の死亡率は3%、対して部族社会は…

「歴史小説”うつけの采配”」 明治時代の国民皆兵につながる『関ヶ原の戦い』での毛利家の敗戦

毛利3本の矢 毛利、小早川、吉川 三家の一つ 吉川家の当主 広家は朝鮮の役において、明と朝鮮の連合軍に包囲された加藤清正とその配下を救出することに成功し、後に徳川方の東軍につく清正はじめ黒田長政、福島正則ら武闘派から一目置かれる存在となります…