nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

正常性バイアスでロシアの侵攻を受けたウクライナ

(ウクライナのことじゃないよね、今更遅いもんね。ウクライナの他にも周辺が不安定な国はあるよね。)

軍事訓練をしていたらロシアの侵攻は受けなかったウクライナー実際にやろうとしたら反発されただろうがスイスではフツー 

永世中立を掲げるスイスでは国防のために国民が軍事訓練を行うのは通常 攻めるのが面倒な国と思われて侵攻を防ぐための手段。

国民皆兵(男性は義務、女性は任意)を廃止にする動きもあった。周辺国がドイツ、フランス、オーストリア、イタリアなので地理的条件の上で脅威に晒されていないからという判断もあったのでは、逆に周辺環境が異なる国では判断が変わるということでもあろう。

逆に国民投票の反対多数で廃案になり、徴兵制は継続。(1989年11月26日)

武装を訴えると逆に侵略を狙う外国のスパイの手先だと疑われた程であった。

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正常性バイアスで、こんなことは起きてほしくない。と思って何もしないことはついやりがちです。

 

これは心理学的にいうと、正常性バイアスにとらわれているといいます。

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正常性バイアスとは

「今まで起こらなかったから、今後も起こらないだろう」

と、何か危機に瀕した際に、迫った際に意識しないようにするという脳の自然な反応として起こるものです。

そしてこの正常性バイアスは、頭の良い人でさえ、迫り来る危機がもたらす結果を低く見積もり見くびってしまいます。

ロシアが実際に侵攻を行う前までは、お前が刺激したからだと言われたくないので、刺激を恐れて見て見ぬふりをしがちです。それで舐められてやる気にさせてしまいます。

これは争いを避けたがる人間の性なので、誰にでも起きうる反応です。

そして実際に戦争や災厄が起こった時に、それを受け入れられないという状況にもなります。

人間というのは、今までに経験したことのないことに対処するのが非常に苦手なのです。

ウクライナでも、ロシアの脅威が元々あったにも関わらず、国民に対する軍事訓練などは実施していませんでした。

やろうとすれば反発されますから。

やっていれば攻める側は攻めれば面倒なことになると思って考えます。

でも国民に反発されるからできなかった。

そうしてロシアが侵攻してから初めて国民に武器を渡し、一丸となって抵抗するよう呼びかけることになったのです。

しかし戦争が始まってから動き出すのでは、もう遅いのです。

攻めたら面倒なことになって下手をすれば自分の立場が危ういと思わせて躊躇させることです。