nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

金融引き締めを行うと円安はさらに加速します という逆説

欧米が金利を上げて金利差で円が売られている、ここは歩調を合わせて日本も金融引き締めに動くべきだは正論です。でもそこに落とし穴があります。

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欧米の金融引き締めはバブル退治のため

リーマンショックとコロナ対策で10年以上に亘り金融緩和を続けました。日本のコロナ対策がケチケチに感じられるほど、多額の資金が投入され、土地も株も債権もバブルになり経済は回復基調になり、ケチケチな日本は置いてけぼりになりました。

※コロナ対策費‥日本 五兆円、アメリカ 二十兆円 経済規模が異なるとはいえ、比較になりませんし、それだけお金を刷ったので市場が加熱気味なので引き締めに動いたのです。

(日本は予算を積み上げたものの実際には助成金申請に手間がかかるから執行されないで残って繰り越しされているし。)

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金融引き締めを行うと投資家や投機家はどう反応するか

ヤバい、株も不動産も債権も暴落する、日本全部売れー、狼狽売りを招いて円安が収まるどころの話ではなくなります。

先読み先取りで差益を稼ぐのが行動原理なので、慎重に事を構えて教科書通りに考えて予想するよりも現実化して※周回遅れになってから初めて動く人とは住んでいる世界が違います。

※投機家が売り浴びせた後なので結果論的に周回遅れになります。

(勝ち負けなんて許せない、全員仲良く全員勝ちにするべきだ。なんて言っていたら、いくらでも際限なくお金をジャブジャブ刷って、年金のお金も紙くず同然になります。)

 

 

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マンションは投機の道具ではない、人が住むものだ、正しいことを言ってます。 

でも、それで規制をかけると投機家は資金を引き上げバブル崩壊の引き金になってしまいます。

 

リスクゼロ以外は一切認めない、投資家を保護すべきだ、赤字上場は許さない、させない と言って規制をかけるとどうなるか。創業間もなくして大儲け、そんな企業があるわけないので、スタートアップの上場もゼロになります。

(あったらイカサマかぼったくりだね。逆に財務諸表の改竄を促すことになるから危険だね。)

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期待値と実態に差があるのが問題か

実態と価格は寸分の違いもなく一致していなければならない、バブルは一切あってはならない、我慢がならない、この世に存在する財務諸表と評価も一つの間違いもあってはならない、実現できないのはみんなが悪い。恣意的に決めつけてやる。その考え自体がバブルです。

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消費税って目的税だったっけ?

消費税を下げるべきという意見に対して、社会保障の財源として必要だから下げられないという答えが用意されています。

それに対して、消費税の税収は社会保障にだけ使う目的税なのですね、一般会計への算入は行わないのですね、他の目的に使われることはないのですね。と質問すれば答えに窮するのに言わない。

気がつかないのだろうか、気がついてるけど遠慮して忖度して言わないのだろうか。

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だから言ったんだと言われてもね

だから言ったんだ。

(言ってない言ってない)

責任を取れー

(結果良ければ黙殺、結果悪ければ非難の集中砲火)

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教科書通りに物事が運ばないと我慢できない人には寛容性はない

普段どんなに優しいことを言って人権尊重を謳っていても、いざとなったら締め付け抑圧に走ります。クソがつくほど真面目なのでちょっとでも違ったら我慢できないのです。

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金融引き締めを主張する候補者は経済音痴を自己アピールしている

清く貧しく美しく、経済のことなんか知りません、そんなことを気にするのは賤しいことですって

それはファンタジーです。

弱肉強食の地球上では経済弱者はクイモノにされます。土地も安全も言い値で買われて弱者は泣き寝入りです。

そんな世界は認めない、地球全体を変えてみせると言ったところで何も手段を持たなければ遠吠え扱いです。

その変える世界の方が地獄だと抵抗されて争いになります。争わないことがモットーなのに争いを起こすジレンマに陥ります。

争いはいけないと言っていたのに必要な戦いだと言い始めます。

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経済音痴に票は投じられない

本人の考えなのか、全員一致を演じるために意見を封じられて党に拘束されているのか、後者であるなら、どんなに自由と人権尊重を謳っていてもいざとなったら締め付けてきます。

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結局、よい思いをした人が多数派になるのがよい政治

昔は良かったというのは、昔よい思いをしていたから言うのです。昔ひどい目に遇っていた人が言うわけがありません。

不遇の人がいる一方で大多数の人がよい思いをしていたらよい政治と言われ、よい思いをしている人が少なくなると不満が溜まり、社会が不安化すると政権転覆が起こります。不満分子に外国のスパイが支援したり、国内外からの揺さぶりを受けますが。

大多数の国民が満足していれば、空振りに終わります。

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(7月5日追記)

(日本経済新聞 7月4日 朝刊 13面)

「沈む英ポンドの警告」「景気不安、来年利下げも」

「英国の通貨ポンドが弱い。主要国でいち早く利上げに踏み切ったもののインフレは収まらず、景気後退に陥る懸念が顕著なためだ。」

利上げの結果はインフレと景気後退の同時進行 スタグフレーションです。

日銀に利上げすべきだと言うのは、実情を踏まえてないと証明されました。