nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

コロナ後の現場はどう復旧するかー誰もプライマリーバランスなんて言えなくなった

問題になるのは感染者よりも未感染者

 

(何を言ってるんだー)

検査をして判明した感染者は発症した人と軽症や症状なしの人の区別ができる。発症しない人は免疫がある人だから、現場に復帰できるのだが、現状では免疫のない未感染者が現場にいるので戻すことができません。

 

発症してからの経過措置で陰性になった後でまた陽性になる例も報告されているので、体内で再活性化したのか、変異した別のタイプに再感染したのか判明していないが、前者であるなら厄介だ。

(疑えばキリがないけど、PCR検査で綿棒を鼻に突っ込む場面があるけどどうしてくしゃみをしないのだろう。くしゃみが出ないのは奥まで突っ込んでないからで、検体が取れずに陰性になる検査ミスで再検査したら陽性になっていたりして、それともくしゃみの場面は視聴者の緊張感がなくなるから余計なシーンだとカットされただけなのかな。)

(検査をする医療関係者はくしゃみを吹きかけられないように防御する必要があるんだね。)

 

問題は未感染者だ、感染したら発症するのかしないのか区別がつかない。発症する人が免疫・抗体のある感染者と一緒にいたら危険です。

発症しない感染者と発症しない未感染者は現場に復帰できるが、現状は発症するしないに関わらず推定未感染者のみが現場で業務に携われます。

しかし、現状はすべての人の検査は行えないから未感染者扱いになっているだけで、発症する推定未感染者と発症しない推定未感染者が現場にいるのが実状ではないか。(だから感染経路が不明なのではないか)

もしも総人数が未感染者(と推定される)<発症しない感染者と発症しない未感染者 であるなら、発症しない抗体や免疫のある人で現場を回したほうが人手不足の解消や景気の回復が早まるのではないか。

☆★☆

(日本経済新聞2020年4月12日朝刊3面)

「抗体検査、局面打開狙う」

「米欧、抵抗力ある人特定」

「このまま長期化すれば倒産や失業の連鎖で経済基盤が揺らぎかねない。」

「感染リスクも低い人に外出を許せば経済活動の再開に道が開ける。人手不足が指摘される医療現場も、免疫がある人を投入していけば患者の受け入れ力が増す。」

☆★☆

(推定)未感染者だけでは社会が回らない

(沈静化まで自粛して籠る他ない上に、再発する度に再度自粛をする他ない)

 

コロナウイルスは軽症者も多く、気づかぬうちに抗体を持っている人が多数いるとされる。

エボラ出血熱とは違う、正常化バイアスで油断してはいけないが必要以上に恐怖を煽るのも考え直したほうがいいのではないか。

免疫力が低下している高齢者や持病のある人は死亡率が高いが、殺傷力が10倍だ!って言うのは何とどの数値を比較した話なのか。

強く言わないと危機感が伝わらないという配慮が結果的に煽りになってしまい、盛っていると疑われて却って緊張感を削いでしまう。

☆★☆

ヒボクラテス(紀元前4世紀)とパスツール(19世紀)

 

古来、病気の原因は東洋も西洋も誤った生活習慣や食生活が起因とされてきましたが、19世紀以降はパスツールが唱えた細菌病因説が主流になりました。

残念ながら細菌に冒される身体の側の条件は何ら考慮されていません。

感染しても発症する人としない人や、発症して重症化する人と軽症で済む人については説明できません。

 

風邪をひくと寒かったからねと言われます。

寒いのと細菌・ウイルスが原因のすべてならロシアや北欧の人は全員風邪をひくはずです。

各国の南極観測隊員は全員風邪をひくはずです。

夏風邪というのもあります。

寒いからと細菌・ウイルスだけでは原因の説明になりません。

☆★☆

安全神話

 

水を差すようですが、外出行動の自粛は感染の確率を下げる手段であり、絶対安全を保証するものではありません。

庭やベランダに出た後も外出と同じ感覚で手洗いうがいが必要です。

外出するとそこら辺で貰ってきてしまう可能性があるので、必要なとき以外は外出を避けましょうという話です。

家族みんなで揃って買い物に行くのは避けるべきで、できるだけボッチで行って帰ったら手洗いうがい消毒、着たものは洗濯、お風呂に入りましょう。って現実問題どれだけの人が出来るのだろうか。

せいぜい手洗い顔洗いうがい、着替えて外で着たものは衣紋掛けにかけておく(宿主と離れたので活性化や増殖ができないし、服から自らの力で離れて空気中を移動することもできない内に死んでしまう、だから脱いだ服に空調の風を当てるのは怖いと思っている。)くらいが現実的な対応ではないか。

理想を強要して多数の人がやらないよりはましだと思う。

 

感染経路不明が多数を占める状況については新型コロナを水虫や梅毒のように日本に帰化した舶来の感染症と見なしています。

世界中で感染が拡大する様は(嫌な話ですが)環境への適応力に優れた存在と見受けられます。

 

世界が不安におののいているのは、治療薬やワクチンがないからで、開発され一般市民も享受できればインフルエンザと同様の扱いになると見られます。

☆★☆

何でも反対は何でも賛成と同じ

 

反対されたら誰でもやめるのなら話は簡単ですが、実際には反対されることは最初から折り込み済みで何をやっても反対されるのなら、何をやっても同じだからやりたいようにやる、何でも言われた通りのよい子ばかりではありません、殊に大人は。

何でも反対は反対すること自体が目的で深い考えもないのだろうから信用に値しない。

結果的に何でも反対は好きなようにやってくださいと同義語になってしまい牽制にはならない。

是々非々で対応する人に、これだけは賛成できないと言われたら余程のことだと考えるので抑止になりますが、いつも反対する人はまたかと思われるだけで止めることができません。

 

一斉休校した時には、そんなことでは甘過ぎる、ロックダウンすべきだ とは言われずに子供の卒業式は、授業の進捗はどうなる、子供の在宅で親の仕事は、子供の食事は、とか言っていた頃は平和だったが、今では対応が遅いだの中途半端だの言われる。

追い込まれないと深刻な事態とは認識されず、時期尚早とか言っている間に気がついたら追い込まれていた。

 

リモートワークもリモート学習も準備もできていなかった。急に始まったからと家電量販店ではカメラが品切れ、慣れずにパスワードの設定もなしで利用してZoom爆撃を食らうという時期尚早どころの話ではなかった。

昭和の敗戦から、地下鉄サリン福島原発、手遅れになってからあがくことの繰り返し。

だから戦国時代や明治維新の先手を打つ話がドラマやドキュメントのネタとして人気になるのだろうか。

当時の英雄は時期尚早、非現実的とか言われることをしていた時代でもあった。

 

早期に中国と国交封鎖、そんなことはできない国内事情があるからあがく羽目になるのは必然であった。

文句を言われたら武漢封鎖をほめ殺ししておいて、見習ったんですと言えばいいのに。

(米カリフォルニア州は2月2日に中国からの入国制限を実施して新型コロナ感染者は人口3951万に対して2万5千、2月2日に実施したということは1月から準備を進めていた。

危機的状況の米ニューヨーク州は3月14日に中国と往来の多い欧州からの入国制限を実施して新型コロナ感染者は人口1945万に対して20万人、対応開始の時期が差になって現れた。:4月14日 NHK時論公論)

 

いつだって手遅れだから、これから周回遅れでロックダウンが始まっても驚かない。

(と思っていたら4月16日 全国に緊急事態宣言が発令されました。)

(ロックダウンではないから強制されないからと言って都会から地方に行ったりするとやっぱり強制しなければダメだ。という話になります。民度を試されてます。

自分だけならいいだろうと複数が思えば複数がやってる状態になり、ダメだこりゃ強制しなければ、になってしまいます。)

 

☆★☆

職場の免疫力ランキング

 

不摂生な生活を強いる職場の保険料率を上げる施策を採れば支出を抑えるために職場環境改善のインセンティブになるのではないか。

ランキングを発表されてワーストになれば募集のネックになり人手不足になる。

健康保険組合からも貴社が入っていると料率が上がるから出ていってくれとプレッシャーをかけられる。

 

霞ヶ関厚生労働省がトップになれずに他の省庁が上位に入ったら沽券に関わる問題になったりして。

☆★☆

新型コロナ禍の緊急経済対策で各国は財政出動をする事態になり、世界の空気であり、財政規律は、財源は、とか言おうものなら、そんなことを言っている場合か!店も企業もなくなって仕事がなくなったら社会が崩壊すると一蹴されて終わるのは明らかなので誰も言いません。 

つまり世界が日本化しているということです。

(ということは日本の財政規律への不安視が希薄化して円高になるんじゃないの)

☆★☆

円高をどう生かすか

 

バブル期は不動産投資で海外の有名物件を買い漁って現地の顰蹙を買った挙げ句にバブル崩壊で本業が苦しくなって手放そうとしたら足下を見られて買値よりも安く売る羽目になった失敗は繰り返せない。

 

円高は緊急輸入で世界経済の再起動に貢献し、失われた30年で海外に流出した日本の資産を買い戻す契機になる。

及び腰の小出しで外出制限を躊躇したり事業者就業者を支援していたら世界に出遅れる。

円の暴落を恐れて及び腰小出しで対策をしたら不景気恐慌を招いて本当に円の暴落を招いてしまう。自転車操業と言われますが自転車は止まったら倒れます、そういう世界の中に入ることを無意識に選択してきたのです。

輸出の利益が圧迫される。それは平時の話で円高ならチャンスです。

為替は相対評価なので欧米が復活すれば円はまた下がります。

☆★☆

マイナンバーカード普及のチャンスではないか

 

国の支援が反社会的勢力に悪用されてだまし取られて資金源になることを懸念して、審査を厳格にすると事業者の申請手続きが煩雑になり、使い勝手が悪かったり中々受けとれずに景気の足かせになる。

個人の税申告とマイナンバーは連動しているから前年度の収入を推定して手続きを簡略化できる。とすればマイナンバーカードの普及を促進できるのではないか。

☆★☆

マイナンバーは国民総検査にも使える

 

反対者に期待されるのは廃止や廃案ではなく、濫用悪用されないようにチェック体制を構築することです。抵抗されたら国民のための制度ではないのですか?と突っ込むことが期待されます。

 

そうなるとマイナンバー情報を盗もうとするオレオレ詐偽がお手伝いしますとか電話してきたりメールやサイトで釣ろうとしてきたりして。

☆★☆

災害慣れか

 

(そんなのあってたまるか~)

日本には地震と台風の両方がある。

カリフォルニアには地震はあるがハリケーンは来ない。

テキサスにはハリケーンが来るが、地震がない。

イギリス、フランス、ドイツには地震も台風もない。

欧米人 「神よ」

日本人 「祈ったって起きるものは起きる、来るものは来る。」

新型コロナで対応が遅いと言われ、事が起きてから不安不満になるのは、事前に止めることができない自然災害にさらされた歴史があるからか。

☆★☆

007とゴジラ

 

スーパーヒーローの活躍で解決する英米の映画、武器が役に立たずに蹂躙される日本の映画、自然との関わりが文化の背景になっている。

☆★☆

心配なのは感染者差別

 

リモートワークセキュリティ、遠隔操作、生産自動化の促進、非常時必需品の国内生産回帰が成長分野、経済再起動の糧と見込まれる中で、ネックになるのは感染者への差別が障害にならないかということです。

しばらく見なかったけどコロナで入院していたんじゃないの、とか噂が一人歩きして社会復帰の邪魔をする。

抗体が有効になっているのなら進化であるから祝福すべきことで差別するのはアベコベです。

今いる人類は細菌やウイルスとの戦いで免疫、抗体を獲得して生き残った祖先の子孫です。

発症しない人、治った人に嫉妬して化け物呼ばわりするのは人類の存続を否定する自滅論です。

 

それではまた。

 

(3月18日追記)

NHKのニュースを見ていたら、妊婦の里帰り出産の自粛要請だって。

妊婦は優先的にPCR検査をする体制にして、陰性の結果が出たら里帰りした方が精神的に安定するのではないか。