(日本経済新聞2020年9月9日夕刊1面)
ワクチン「安全最優先」欧米製薬9社が声明
政治的な動き けん制
「トランプ米政権は11月の大統領選も視野に、迅速なワクチン開発を後押しする。米食品医薬品局(FDA)は治験終了前に条件付きで投与を認める「緊急使用許可」を検討しており、政権からの圧力があったことが指摘されている。」
出たよ~ 選挙目当てが。治験(臨床試験)終了前に投与を認めるだって。
(去年一昨年だったらやらないね。)
接種を義務化して健康被害が出たら補償という話で進めるつもりなのかな。
補償されても体は元に戻らない、コロナに感染する以前に薬害の健康被害が生じてその損害がコロナ感染を上回ったら意味がなくなる。
考え過ぎだ、そんなことは杞憂に過ぎないと笑い飛ばすつもりなのかな。
「ロシアは世界に先駆け、8月に自国産のワクチンを承認。中国と同様、早期に開発・製造して新興国に提供することで影響力を強めようとしている。」
治験は終了してなくても投与開始、国民が実験台、結果オーライなら英断、結果NGなら黙殺。
強権で接種は義務化して事実上の強制、健康被害は圧力で隠蔽。提供した新興国に対しては文句を言うなら政治的圧力をかける。なんてことになったら超怖い。コロナよりも人間の方が恐ろしい。
製薬会社はよくぞ言ったと思う。
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健康被害が出たら補償をすることで兎に角導入を急ぐ
補償をされたところで体は元に戻らない。
そんな慎重論は後ろ向きだ!
すばやく行動しすばやく決定を下し、即座に行動することが美徳と信じてリスクを取ったりすることも平気、性急だという警告は過小評価して突っ走る。地位や報酬に拘り、その過程のスリルを求めて飽くことがない。
よくしゃべり、よく笑い、積極的で主導的。必要なら他人と衝突するのもやむを得ないという考えというよりも感性の持ち主なのか衝突しがち。
ステレオタイプの成功者のパターンです。
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異なるタイプは対立するのではなく補完し合う関係
資質の異なる二人が縁があって出会い自分にないものを相手に見出だして歩み出し創造の物語が語られます。
本田宗一郎と藤沢武夫(HONDA)、井深大と盛田昭夫(SONY)。(故人)
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外向的で積極的なタイプが巻き起こした惨事ー外向性と内向性は補完し合う関係だった
学校教育で外向的であることがもてはやされ、内向的であることはマイナス評価されるので内向性は隠して外向的であることをアピールしなければならない、内向的性格には苦しい世の中になり、政治経済にも影響を及ぼした。
外向的であることが成功への道と煽る自己啓発本の氾濫。
兎に角外向的な大きな声に合わせるべきで、合わせないのは協調性に欠ける。
そうかな?とか言って止まるんじゃない!兎に角早くしろ!
積極的で楽天的な性格は好感を持たれて、推されて指導的な立場になるが、その一方でリスクを過小評価しがちなので暴走を抑える補佐役が求められる。
補佐役の諫言を受け入れる度量が求められ、外向性(攻め)と内向性(守り)のコンビでバランスが取れる。挑戦的な創業者と抑え役の番頭という二人三脚で攻守のバランスが取られていました。
しかし代を重ねるうちに当初の心得が忘れ去られ周囲がイエスマンで固められると抑止されずに暴走が始まる。
津波の被害予測の過小評価に始まった福島の災厄、津波の対策費用を惜しんで莫大な損害請求を抱えることになった。チャレンジの名の下に繰り返された粉飾決算、バブル崩壊もリーマンショックも積極性、前向きの姿勢の過大評価、リスクの過小評価の産物で、悪い考えがよい考えを押し潰して勝利した帰結ではないか。
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早口でしゃべり、発言回数が多いことは有能の証という誤解
早口で発言回数が多いと人気者になり、先生の評価も高い。だからといって早口で発言回数が多いことが問題解決に有効であるという相関性はない。
むしろ考えている時間がないという弊害もあり得る。
下手な考え休むに似たりと言うが、急かすことが何よりも大事で上手な考えも休み扱いにしがち。
口数が少なく物静かな学生・生徒の発言が問題解決に有効であっても、口数の多い学生・生徒が目立ち注目されがちで、その刷り込みが社会に出ても続いているのではないか。
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雄弁で快活を求めがち
雄弁で煽り引っ張るばかりでは自主的判断力が育たない。指示する人がいなければ状況判断ができず行動に移せない烏合の衆を育成しても各個撃破されるのを待つのみです。
(嫌なことを言うな!)
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ステレオタイプの有能という神話
快活によくしゃべり、躊躇なく行動し、よく笑い、パーティー(日本の場合宴会、飲み会)に積極的に参加して人気者。
エジソン、ニュートン、アインシュタイン、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチがそういうことをしていたら、発明、発見、創作をしている時間がない。熟考する時間がない。
スピルバーグ、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ラリー・ペイジ、ジェフ・ベゾス、イチロー、落合博満、小林一三、藤沢武夫、大久保利通がそういうタイプにはとても思えない。
政治家でも誰もが外向的とは限らない。政治活動の一環としてやむを得ず義理で会合に参加している人もいるのではないか。先生、せめて顔だけでも と言われて、吉田茂が「ほれっ」と襖の隙間から顔だけ見せて帰ったように、本音では出たくない、帰りたい政治家もいるのではないか。
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YABAIを世界共通語に
外向的だけど外交的でない指導者が製薬会社を煽って急がせてる。
独裁国家で副作用や健康被害が出ても隠蔽されて、取材しようとすると闇に葬られる。
西側のメディアで報道されると「アメリカの陰謀だ!」と中二病みたいなことを言って否定する。
でも肝心のアメリカがやりかねない勢いで、FDAの職員が ヤバくね とか言ったりして。
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薬品・ワクチンを博打の対象にしてはいけない
これは一か八かの賭けだ!
乗るか逸るかって薬品やワクチンを、競馬やパチンコや麻雀と一緒にしてはいけない、自分が儲けるか擦るかと他人の命がかかっているものを一緒にしてはいけない。
それではまた。