nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

参議院議員は国政選挙ではなくして地方自治体からの派遣にしたら

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/ritu/

総務省 国政選挙における投票率の推移)

 

衆議院

昭和55年(1980)74.57%

平成29年(2017)53.68%

 

参議院

昭和55年(1980)74.54%

平成28年(2016)54.7%

 

※昭和55年は統計で一番投票率が高い時の数値です。それにしても。

 

中選挙区・全国区→政治改革 金のかからない選挙 クリーン化→小選挙区比例代表にしたら有権者の関心が薄まってしまったのか。

選挙公報の顔ぶれの選択肢が狭まって、比例代表は党名を記入してくださいと言われても名簿の順位は党が決めるから自分で選んだ気がしないと興味を失ってしまったのか。

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衆院選費用、600億円規模

https://www.asahi.com/articles/ASK9M557SK9MUTIL03Z.html

朝日新聞デジタル 2019年9月19日)

総務省によると、2014年の前回衆院選は616億9335万円の費用がかかり、国の予備費から支出した。有権者は約1億400万人で、1人あたり約600円を負担した計算だ。」

 

600億円はどのぐらいの金額?

参考として*2018年度予算の概算要求などから 記載があります。

1791億円 弾道ミサイル防衛(BMD)の強化費

1075億円 希望者全員が借りられる無利子奨学金

742億円 非正社員を正社員にする「キャリアアップ助成金

531億円 農家の減収を補う「収入保険」

339億円 東京五輪パラリンピック会場「有明アリーナ」整備費

 

全国分の投票用紙や選挙公報の準備、候補者が貼る選挙ポスターの作製費用のほか、各地の選挙管理委員会の事務費などということです。

民主主義に必要なコストということです。

 

参議院は?

 

https://www.huffingtonpost.jp/katsuseijika/a-member-of-the-house-of-councilors-vote_b_9076308.html

(2016年1月27日 ハフポスト)

「直近2回の参議院議員選挙では500億円を少し切る程度の費用です。」

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衆議院参議院。法案は両方の院で賛成多数で決議しなければ成立しません

 

ですが、総理大臣の指名選挙や予算案など重要な案件で衆議院参議院の判断が分かれた場合は、衆議院の判断が優先します。これを「衆議院の優越」といいます。

 

衆議院は政権与党(連立含む)多数が原則です。そうでなければ総理を選べないからです。参議院は与党或いは野党が多数の場合があります。

 

参議院が野党が多数の場合は ねじれ国会といわれます。

 

ねじれ国会の参議院で抵抗しても、重要法案では衆議院に差し戻されて与党案丸飲みになってしまうので、丸飲みするぐらいなら野党案を出来るだけ入れて妥協案に持っていくのが腕の見せ所ではないかと思えるのですが、徹底抗戦だと全否定して最後は結果的に丸飲みになって、支持者を落胆させて興味を失わせるのは自殺行為ではないのか。

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参議院は数合わせの場なのか

 

タレント有名人、スポーツ選手を政党は参議院議員候補に推薦するが、有能な人材と思っているなら衆議院議員に推薦したらどうか。

 

そんな参議院でも赤字国債の発行に必要な「特例公債法案」の成立は参議院での可決が必要です。この法律が成立しないと赤字国債が発行できず、予算の執行に支障が出ます。

おそろしい。

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衆議院は国政選挙、参議院地方自治体(もし連邦制になったら地方政府)から地方自治の行政経験者(政治家・役人)や識者(学者・元経営者)の派遣に(任期なし、本人或いは自治体の意向で交代)

 

衆議院は党執行部の公認がなければ当選が困難な小選挙区と党執行部の意向で名簿順が決まる比例代表制から中選挙区大選挙区(全国区 有名人が有利)にして有名人タレントも世襲議員も競ったほうが活力が出て投票率が上がるのではないか。

 

参議院は選挙で選ばれていない任期がなくて人気を気にして判断を歪めない識者が地方の利益も加味してチェックするのが良識の府の名に相応しいのではないか。

勿論、国政選挙で選ばれた衆議院の優越は変わらない。

今の選挙制度既得権益ではないのか、

国民の選ぶ権利を奪うなと一番抵抗するのは有権者じゃなくて参議院議員だったりして。

 

 それではまた。

 

入れた人が当選したよ。

(なんだかんだ言って投票に行ったんだ。)

ギリギリで当選すると投票した甲斐があったと思う。

落選したら死に票を投じた気になってしまう。トップ当選したら自分が入れなくくてもよかったんじゃないかと思ってしまう。

(意外と判官贔屓だね)

落選や引退じゃないんだからその表現はちょっと違うと思う。選挙公報政見放送とHPを見て選ぶんだ。当選確実とか言われている人に入れるのは勝ち馬に乗ってるみたいで本意じゃない。

(素直に投票しましょう。そういうことを考えていると番狂わせが起こります。一人区の選挙区ではそんなことは言ってられません。)

そだね、2位じゃダメなんですか。と言った人がいたけど、一人区では2位じゃ落選だし。

(それではまた)