特攻のドキュメンタリーの映像は敵艦に体当たりし敵艦が炎上するシーンが放映されます
でも敵もむざむざ的になったりしません。
艦上の乗組員は巻き添えにされてたまるかと対空砲で特攻機を粉砕しました。
それらを突破して敵艦に体当たりできたのは腕利きの搭乗員でした。
特攻機に体当たりされて軍艦が炎上する映像は 米国にとっては日本軍の無茶な攻撃であなたの息子が夫が父が兄弟が友人が殺されたと国民に知らしめる意味があったのです。
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腕利きのパイロットの攻撃を終わりにしてしまう特攻
腕利きのパイロットに何度も出撃されて味方を撃墜されたり、爆撃雷撃されたら被害甚大です。
それを終わりにするのが特攻でした。
生還すると なんで死んで来なかった。命令違反だと文句を言われました。
死んだことにされて葬式が行われて家に帰ると家族が片身の狭い思いをさせられました。
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飛行機が足りない、パイロットが足りない
特攻をして飛行機とパイロットが増えるわけがない。
そんな理屈は通らない。
そんなことを言ったら、非国民とののしられ、懲罰とかになりかねなかった。
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911アルカイダのテロを海外のメディアは カミカゼ と称した
軍艦を標的にした特攻と 無抵抗の民間人を無差別攻撃するテロを一緒にしないでくれと思った
でも日本のメディアも 乱暴な運転をするタクシーのことを カミカゼタクシー と称したことがあった。
海外のメディアも日本のメディアも 無茶=神風という認識は同じだった。
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永遠のゼロは 特攻賛美ではない
宮部久蔵のような腕利きでなければ敵艦に突入はできなかった。という特攻の現実を突き付けた。
これがどうして特攻礼賛という解釈になるのかわからない。
そういうところは見てなかったんじゃなかろうか。
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特攻は憲法9条の誘因となったのでは
9条は押し付け憲法といわれます。押し付ける気にさせたのが特攻ではなかったのか。
道具に対する敬意がない(本来はそういう国民ではないのだが、そう思わせてしまった)文明人にあるまじき行為と上から目線にさせて、無茶な使い方をする連中に兵器を扱わさせるわけにはいかないと9条を押し付ける気にさせたのではないか。
特攻を行わなかった敗戦国であるドイツは再軍備化して、世界4位の武器輸出大国になっている。
その分かれ目が特攻であるなら軍備反対の人は結果論で特攻の悲劇が非武装化につながったと評価し、再軍備派は特攻を批判しないと辻褄が合わない。
それではまた。
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死なない自爆をやめられない
数字が足りないとプレッシャーをかけられて自爆販売 自爆営業 自分の持ち出しで買う。
自爆が美しいと思っているのか。
顧客が納得づくで買ったものが販売実数。騙し売りは後でキャンセルやクレームの元になりマイナス計上になる。
自爆は水増し売り上げ。そんな数字まで決算に計上されても実力がわからない。実力の水増しではないか。
適正な在庫、適正な生産数が把握できないから余分な生産・発注が止まずに過剰在庫、業務の効率化の妨げになる連鎖が止まらない。
自爆禁止とスローガンを掲げるだけではなく 自爆を強要されたらチクるルートを確立してブレないと自爆はなくならない。
安全第一とスローガンを掲げるだけでは現場は安全と定時運行、工期を両天秤にかけて迷ってしまう。
安全のために遅れることを容認して現場の判断を尊重しなければ安全第一にはならない。
事故の補償や復旧、建て直しの莫大な費用に較べたら却って安上がり。
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人に向かって売れないなら死ねとか死んでこいとかビルから飛び降りろとかいう人は一度手本を示せばいい
(手本を示したら二度目がないじゃない)
少し考えれば 死ね 以外のことが言える。
なぜ 死ね しか言えないのか。
死ね しか言えないのは何も考えていないか他の言葉を考えつかないからです。
それではまた。
不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)
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