nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

羽田の事故の対応は業務の見直し止まりかーリニアが必要なのは成田〜東京間

犯人探しは愚の骨頂

お前が悪い、お前の責任だ、こんなことにすると、関係者は口をつぐんて真相解明に時間がかかってしまう。当人ではない関係者も気を遣って庇うだろうから証言を得にくくなったり、あやふやな答えになるだろう。二度と繰り返さないためには、原因を究明して再発防止策を立てることが必要です。

そのためには犯人探しをしてはいけない。

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JALの客室乗務員の対応に感動

旅客機と海上保安庁機の衝突の影響でインターフォンが使えなくなり、客室と乗務員室の間で連絡が取れなくなったのに乗客が全員助かったのは不幸中の幸いでした。客室乗務員の見事な判断だと思いました。

報道によると普段の訓練の賜物だとのこと。

御巣鷹山の事故以来、JALには乗りたくないと避けてきましたが、JALは本当に変わったのですね。

今度は利用してみたいと考えを改めました。

(すぐに火が回らなかったエアバスの機体がよかったのかもよ。全員脱出後5分後に機体が炎上崩壊って本当にギリギリの判断だったんだね。)

 

全員がお亡くなりになった海上保安庁機の乗組員のご遺族にはお悔み申し上げます。

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乗客の冷静さを見習いたい

乗客が乗務員の制止を聞かずに立ち上がってハットラックから手荷物を取り出し、我先にと人を押し除けたり踏みつけたり非常口に向かったら客室内は阿鼻叫喚のパニックに陥り、一部は助かるかもしれないが、ほとんどが死んだかもしれない。

客室乗務員を押し除けて非常口を開けたら、その非常口は安全が確保されてない(一番前の左右と一番後ろの左以外の非常口を開けたら外から火が客室内に入る状況だった。出たら火で焼かれ、出なくても外から火が客室内に入り客室内が炎の侵入で燃えて煙に蒔かれる。)客室乗務員を押し除けて非常口を開けたら脱出シューターが用意されてないので地上(航空機の重量に耐えられる硬さの舗装の滑走路)まで高さがあり、ビルから飛び下りるような状況になり助からない。事故の時に助かる可能性を残すには客室乗務員の指示に従うしかない。

飛行機に乗るときは非常時に手荷物を取り出さなくても済むように、貴重品は身に付けておくことにしよう。

(死にたがりの無知が乗って騒いだら最悪、責任を取れとか機長に会わせろとか、事故機の乗客は全員有能で無知なバカはいなかったから全員助かった。奇跡みたいな巡り合わせだったんだね。)

※ニュースの映像では「神様助けてください」と泣きながら拝んでいる人はいたが、立ち上がったり騒ぎ立てる人はいなかった。スマホで動画撮影をして報道機関に提供した人がいたのかな。離着陸時はスマホの電源を落とすが、事故で旅客機が停止してから手持ちのスマホの電源を入れたのかな。そうでもないようだ、飛行機の翼が火を吹いていてヤバイヤバイとコメントしながら投稿された映像があったのでスマホの電源を入れたままの人がいた。みんながスマホの電源を入れていたら航空機の運行に支障があるかもしれないから推奨できないが、偶々映像提供者のスマホの電源が入っていたから貴重な記録が残された。

(事故の避難行動は模範的だったけど日本人のテキトーなところも出たんだね。報道機関も(NHKも)そんなこと(ルール違反)だろうとわかりつつ使っちゃうんだね。)

(咄嗟にスマホの電源を入れたのかもしれないよ。立ち上がりまである程度の時間があるから、余程冷静な人なのかもしれないよ。)

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ナンバーワンって何?

管制官がナンバーワンと海上保安庁機に伝えた。

管制官は待機のつもりで伝えた。それが決まり事であったから。

海上保安庁機の側は滑走路進入OKの意味と受け取った。 

(紛らわしいよ、待機、待て と言えば誰でもわかるのに。)

プロの矜持が逆に仇になってしまった。ナンバーワンって進んでいいんですよね。とは聞き返せなかった。そんなこと知らなぃんですかと言われたくないので。

乗り合せた隊員も、進んでいいんですか と上下関係があるので言い出せなかった。秩序を乱すなと後で上官から叱られるかもしれないので。

(それで全員死亡って不合理にも程があるよ、決まり事がおかしいよ。)

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ヒューマンエラー説には同意できない

気をつけます、集中します。根性で集中を更に集中して一瞬たりとも絶対に緊張が切れることがないように徹底します。そんな精神論は信用できない。また起きる。人間はミスをすることが前提で安全対策を立てるものです。機械任せにしたところで機械に不具合や故障が起きたらそれまでです。

管制官は他の対応をして、事故の該当機から目を離したと報じられているが、他の対応をしなかったら他の滑走路が事故になったのではないか。

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羽田は国際線運用前から過密だった

インバウンドを加速するために、外国からの観光客を引き付けるために羽田の国際化が必要であった。

成田から東京まで時間がかかるのが需要のボトルネックになっていたから羽田の国際化が要請された。

国内線だけでも過密な状態の羽田に更に国際線も発着させるとなると、国土交通省の担当官は安全の確保に懸念があるから抵抗したのではないか。

そこを何とかするのが君の仕事だよ。とか肩ポンされて今の業務フローが出来たのではないか。

(仕事でよくありがちだよね。そんなの無理です、無謀です。と言っても、そこを何とかするのが君の仕事だよってありがちー。やったらそれで終わりにするんじゃなくて暫定措置であることを忘れないでほしいよね。)

管制官がこっちと交信してこっちを見て、今度はあっちとか仕事に振り回されるうちに今回の事故に至った。

(今までよく無事だったね。)

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暫定措置はいつまでも続けられない

何とか回っていたから、そのまま続けられていた。

あくまでも暫定措置であるということは忘れ去られて。

暫定措置を決めた後は、最終的な着地点を決めることが肝要と考えます。

常に離陸用と着陸用で滑走路を分けて使用できるまで滑走路を増やすために羽田を拡張するか、それができないなら、成田からの所要時間を抜本的に改善するために、JR東日本による東京〜成田空港間でリニア新幹線の建設が求められる。

南アルプスの地下を通る東京〜名古屋〜大阪よりは堅実的だと思う。

南アルプスの下のトンネルが崩落したら地下深過ぎて救助も復旧もできない。

(救助するとなったら国際救助隊(サンダーバード)のジェットモグラ、ウルトラ警備隊(ウルトラセブン)のマグマライザー、フィクションの世界だね。)