学者が言ってるから正しいに決まっているって何?
学説がいくつもあるのに全部に賛成するの?
今の学者は 憲法改正が本筋 とこともなげに言います。
本筋であるのは今に始まったことではなく自衛隊創設時からのことです。
60年代70年代 社会主義国家信仰、非武装平和信仰華やかりし頃に、このような発言をしたらゲバ棒を持った学生に取り囲まれ、つるし上げや授業妨害に遭います。
学生運動が下火になっても意見を異にする一部マスコミから偏向学者とバッシングを受ける。
表現の自由を錦の御旗にして、正しいことをしていると信じて個人攻撃を行い、無自覚に言論を圧殺する。
対象が意見の内容そのものに止まっていれば批判ですが、私生活や個人の欠点に及べば個人攻撃です。
人には誰しも欠点があります。個人の欠点と意見の正誤を混同させるべきではありません。
欠点があるのだから意見も間違っているに違いないと決めつける印象操作を信じていたら、誰の意見でも間違っていると信じさせることになります。
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学者も生活者で家族もいる。政治が絡めば空気を読み言葉を選ばざるを得ない。
学者の意見だからと言って真実を語っているとは限らないのです。
現行法の文言の範疇で斟酌して助言を行うのは官僚に求められることです。
学者には基本的、抜本的、根本的な意見が求められていると思います。
自衛隊は違憲である。自衛隊を存続させるなら憲法を改正せよ、現行の文言を固守するのなら自衛隊を解散せよ。
そんなことを言ったらバッシングされるのでしょう。
何てことを言ってくれるんだ。憲法は一字一句触れてはならない。変えるきっかけになってしまう。余計なことは言うな。
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西ドイツは憲法の文言と国防軍の存在は論理的に矛盾するから憲法改正を行いました。
かつて自衛隊の存在を否定した政党も今日では意見を変えて存在を認めています。
一体誰がどういう理屈をつけて反対できるのでしょう。