nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

安全安心を謳っていたら寧ろ危険

軽井沢のツアーバスの事故を思い出した

知床遊覧船沈没の報道を見て軽井沢のツアーバスの事故を思い出した。

沈没事故を起こした会社は、軽井沢の報道を知ってもパスだから自分たちは関係ないと他人事だと思ったのだろう。

家計が火の車で無理に出航したのではないかと思い財務諸表を参照しようとしたが、案の定 公式サイトにはなかった。

https://www.shiretoko-kazu.com/flow/

(下書きをした4月7日の時点ではアクセスできましたが現時点ではアクセスできません。)

とても人様に見せられない有り様だったのか、情報開示に意識が向かない素人経営だったのか。

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安全安心を謳うのは素人丸出し

大手は勿論、普段利用する交通機関の公式サイトに、安全安心 などという謳い文句はありません。素人感丸出しになるので恥ずかしいのでまずありません。

詐欺メールにはURLをポチっと押してねと 安全安心 の文言があったりしますが。

件の遊覧船の運行会社の公式サイトにはあります。どんな施策対策があるから安全安心を謳うのではなく、唯、安全安心の言いっ放し です。

なぜ安全安心と謳うのか、安全安心でないことを自覚しているから自らの不安を払拭するために言いっ放しているのではないか。

安全について具体的な説明は出来ないが、とにかく客を集めるという意識で安全安心の言いっ放しになったのではないか。

(乗る前に一々公式サイトを確認する人はいないってば。)

単なる習慣であり、人様に薦めているのではない。予約をする際に予約サイトを使ったついでに公式サイトを見るだけだ。最初から意識をして公式サイトを閲覧していたのではなく、予約をしたついでに公式サイトを見たのが習慣になっただけだ。

詐欺メールのこともあり安全安心の謳い文句を見たら警戒する習慣が付いてしまった。

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安全安心を謳うのは何も具体的に書けないから

 

お金がないなら人の命を預かってはいけない。
家計が火の車の会社は安全を確保出来ない。
騙し騙し運航を続ける、今まで致命的な事故に遭わなかったのは運に過ぎない。
財務諸表をチェックするのは投資のためだけではない、普段の足として命を預けてよい会社かと判断材料にするためでもある。

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聴聞会をバックレ

国土交通省は6月14日に聴聞会を開いた。

会社側は代表本人はおろか代理人も出頭せず、前日の13日に提出された陳述書には、営業許可を出した国にも責任があり、会社側のみに責任を問うことについての不服の申し立てに口あんぐりです。

(主旨は起きたことについて自分だけの責任ではないということだから、やったことについては認めちゃってるね。)

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これでは自爆です

捕まった容疑者が事件を起こす前から四六時中警察が自分を監視していたら事件を起こさなかったと主張するようなものです。自らクロだと白状しているようなものです。陳述書が逆に証拠になってしまいます。これを出したらヤバいと止めなかった代理人まで素人なのか?止められても言うことを聞かなかったのか。雲隠れをされたらそれこそが国の責任です。