nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

いじめる側は報復されることを想定していない

一方的にやりたい放題できるのは自分がされることを想定していないから、相手の立場に自分を置き換えることができない、想像できない。

常に勝者の立場であり続けると信じて疑わない。

なので報復されると逆ギレします。

自分にだけ一方的に責める権利があり相手の権利は認めない。

(軍艦で漁船を沈めてドヤ顔とか)

そんな勝ち方でも正義面、勝ちさえすれば何でもいい。それが反発を招いて敗北の入り口だと考えることができない、自分で自分の罠に嵌まっている。

(米軍基地が撤収したフィリピンに米軍が戻ってくる原因をつくってしまった。イギリス、フランス、ドイツ海軍も南シナ海に派遣。)

反撃なんて許せない、論外だ、ありえない、○○のクセに生意気だ、事実を受け入れることは出来ない。

成功して奪うことは考えていても失敗して奪われることは考えていない、だから高圧的でいられる。

19世紀に力で奪われた、力が正義だと思い知らされた、21世紀に入って力を得たから同じことをしてやる。古代文明の国がはしたないとか大きなお世話だ、都合のいい時だけ持ち出すな。

反面教師に倣った。

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その上、正統性を主張する

(やられたらやり返す、その繰り返しをして何になる、愚かなことだ。)と自分が正当で相手を愚かと決めつける態度で和解を求めるポーズを取るのは白々しい。

自分は正しくて相手を愚かと決めつけるのは和解を求める態度ではない。

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終わりとは

早く終わらせようとするなら、焦っていることを見透かされて条件を呑まされる。

選挙があるから早く和解して有権者にアピールしたい、そこを狙われる。

「やられたらやり返す、キリがないですよ、そんなことをしていたらいつまで経っても終わりませんよ。」

本当にそう思っているなら自分からやめたら?

相手に一方的な譲歩を求めて和解のポーズを取るのはまやかしだ。

独裁国家では譲歩した指導者は引きずり下ろされるのが定番です。

譲歩した指導者を守るために介入するのは俗に傀儡と云われます。

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香港返還はキレイゴトだった

歴史的和解とかキレイゴトを言ったところで

電気と水を止めると言われたらぐうの音も出ないのが実情だったのではないか。

香港だけ割譲されていたけど後背地からのインフラ供給がなければ成り立たない。

電気と水を止めるなら報復すると威嚇するような力はもうなかった。

寧ろ力ずくでも取り返すと脅されていたのではないか。

アヘン戦争の屈辱を晴らしたいのではないか。

 

そんな昔の事って、それは日本人の感覚だ。

安全保障と自給自足はセットだという現実を突きつけられた。

改革解放で市場を求めるアメリカはイギリスの味方につかない、フォークランド紛争の時のようにアメリカは味方にならない、すべては計算ずくだった。

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暴力オヤジ

誰のおかげで生きていられると思ってるんだ、親に感謝しろ、ゴツン とされている出島。

周囲が何を言おうが、他人には関係のないことだ、余計なお世話だ、口出ししないでくれ。

あんな暴力オヤジ嫌だと思ってる離れの島。

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血のつながりよりも絆

血がつながっている本当のお父さんだよ、と言われても、あんな家、嫌だ、怖い。

養父養母の家がいい、今のままがいい。

ぬぁにをー、許せん!

血は水よりも濃い一本槍で、血の繋がりよりも濃い絆、過ごした時間(歴史)を抜きにしての力ずくに隙はないのか。

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だから何でもやるのだろう

直接の力の行使だけではなく、サイバー攻撃でもロビー活動でも何でもやる。そうしてないと不安、戦っても戦わずでもどちらでも勝つつもりの両面作戦。

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結果主義とプロセス主義

早く結果を求めるなら合議よりも独裁の方が早い。但し実行する側が清廉であることが要件で私利私欲に溺れると全体が汚濁に沈むことになる。本人が清廉潔白でもおこほれに預かろうとする配下が私利私欲に溺れ隠蔽に走ると民意が離れる。ショートカットのためにプロセスの検証が疎かになり、修正が効かないまま悲惨な結末を迎える懸念がある。

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誤りを修正できるのはプロセスが検証出来ること

何が起きたのか、後から検証出来ない。記録が残っていない、残さない、あっても出さない。空気を読んで配慮した。時流に乗って現実的でよい判断をしたつもりでも、大局を外すとその場限りの話になり、その有耶無耶はボディブローのように効いて取り返しがつかない。

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企業は人質

日々の業務の中で知的財産を盗まれたり、秘密警察に内部を監視されたり、当局との些細な対立を理由に従業員の出国を認めない、逮捕する。ダライ・ラマ14世の言葉を引用したり、ウイグル自治区の強制労働で収穫された疑いのある綿花の使用停止の表明は政治的侮辱と受け取られて謝罪を要求される。独裁国家の辞書に表現・報道の自由という言葉はない。或いは愚かな考えと注釈がつく。

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人質は犯人の歓心を買うために犯人に協力する

政府が制裁をかけると犯人が怒るからやめてくれ、商売が出来なくなる、もっと現実的な対応を。

とにかく今だけは難を逃れたい。

今だけ逃れても、その後も更なる要求は続く。

人質を取ることよりも取られる方が悪いのか。 

改革解放の甘い罠に乗った方が悪い、金の亡者の資本家どもの自業自得だと思われていたりして。

 

"脅す"ということは後ろめたい要求をしている認識があるということです。

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"脅し"は後ろめたい要求の証

これは脅しではないと言うなら、穏やかに話し合いましょう、キレてイラついて脅し口調になってきたら、脅しではないと言いましたよね。

(そうやって相手が暴れたら警察を呼ぶんだよね。)

(でも独裁国家では警察が脅しに来るんだよね。)

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外交は本来対等

どちらかが警察官でどちらかが市民のような関係になるものではありませんが、軍事力を背景に警察官的な態度で交渉するのは儀礼に反します。怯むとつけこまれます。

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人質は認めない

人質はいないととぼけます。相手が人質がいると思えば、それで脅しの効果はあるのですから。

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要求は小出しにして相手が気付いた時には大きな譲歩をしている

選挙を控えた国は強気の交渉はできない、高飛車な要求をするのは国内と米英独仏を仮想敵国とする国へのアピール。八方美人の日本が米英独仏側に加わるとアピールの効果が弱まるので都合がよくないと思われていたりして。

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要求を呑み続ければさらに要求される

冷静にとか、一方的に譲り続ければ、いつか勘弁してくれるから何でも言いなりになろうとか。それは人間以前に生物であることを諦めている。身ぐるみ剥がされても何も言わない、死人に口なし。

身ぐるみ剥がされたらもう抵抗する術はない、そうなってから抵抗だと言っても手遅れです。

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裏切り者は信用されない

歓心を買うために媚びて内通したところで、裏切った者はいつか中国も裏切ると警戒されて監視の対象です。

裏切り者には敵しかいない、裏切り者の仲間も裏切り者なのでいつ裏切られるかわからない。

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自爆テロの次の標的

アフガニスタンの政権を再び奪取したタリバンに接近し資金を援助する。アフガニスタンは中東と結ぶ要衝であり、一帯一路構想に弾みを付けるのみならず、北側からライバルのインドを押さえつける一石二鳥を狙える。

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でもウイグルイスラム

援助するから、イスラム教徒100万人以上を強制収容所に入れているとか、同化政策だとか非難するなと札束で頬を張るようなマネをしたら欧米人の代わりに中国人が自爆テロの標的に。

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中国ロシアは犠牲者が敵よりも多い

独ソ戦の犠牲者
ドイツ1075万人 ソ連 1470万人
朝鮮戦争犠牲者
アメリカ36000人 中国197000人

桁違いです。
戦力のある方が敵を圧倒し蹂躙して味方の損耗を抑えるはずなのに。

戦えば、過去の歴史では損耗が大きい、数に劣る敵よりも大きい。一人っ子を失えば、家が途絶えます。

戦えば勝ち負けに関係なく敵よりも損害が大きい、跡継ぎがいなくなると親の世代にアピールするプロパガンダ厭戦気分を醸成するのです。我が子を戦場に送るな!と それをシャットアウトするかしないかでやる気をはかる。

どんなに口先で平和を主張しても反対の声が流れないように遮断しているなら真意は裏腹です。

※因みに日本はダダ流しです。

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出来ることと出来ないことの見極めが肝要

敗れた側は出来ないことに手を出し人民を巻き添えにして滅びに突き進んだ。滅びを回避するために譲歩をするとその地位を失った。出来ないことを選択すると滅びか失脚かの二択でした。

それではまた。