nikoichixのブログ

新聞やテレビ、本を見て思ったことを綴っています。書いてみたらこんな展開になるとは思わなかった。まいっか。

短所を直す方法は長所を伸ばすこと(欠落的欠点以外)

 

悪いところを直させようとして、悪いところを指摘して悪いところを反省させようとして反省させるためにマイナス評価をよく反芻させるとますます染まります。悪いところをよく復習させることになるので脳へのインプットが強化されるだけなので逆効果です。それでますます悪くなると反抗してると捉えられがちです。 

但し信用を著しく損なう欠落的欠点は別です。(フツーの人に較べて著しく欠落して、やらかしても何も感じないで繰り返す。スケジュールを守れない、誤字脱字といったケアレスミス。)

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他人から見ると信じられない欠落的欠点

時間にルーズで商談に遅刻したり期日を守れない、メールや書面の誤字脱字は、他人からすると あり得ない信じられないことですが。本人は大したことない、長所を伸ばせばいいと思っても、信用されないので機会を与えられません。

だからお前はダメだと反省を反芻させるよりも、せっかくの長所を活かせないのは勿体無いよと対策をやり過ぎなくらいにすることです。

(やり過ぎだぞ。)

誤字脱字が多い人には早くやれよりも正確にが優先です。慌てず正確になんて無理です。動作が著しく遅いので人並みの時間で終わらせようとすると見直しする時間が全くない。

早くしろ、と急かすとノーチェックになります。

間違えを克服したら、その後は自然に早くなって戦力になりました。

(実は締切まで時間があったんでしょ。)

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悪いやり方は復習させるのではなく忘れさせる

長所を伸ばすと、悪いやり方を忘れていきます。

長所を見抜けない指導者の下では反省の名の下に短所の反芻が繰り返されます。短所を反芻させるのは近道のように見えて遠回りです。

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反省させようとするのは他人を変えられると自認しているから

自分から自分は変えられますが、他人は変えようがありません。

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どんな成功者でも短所はあります

親や指導者に短所を突付かれ続けて成長したら長所を伸ばせず今の成功はありません。

短所を突付かなかったとしても、長所を見つけられなければ短所はそのままです。

短所は目につきやすいので見つけるのは容易いですが、長所はよく観察しないと見つけられないので短所を突付かれがちです。

本人が自覚しても邪魔をする指導者の下では成長できません。

本人が自覚してない部分までも見抜いた指導者の下で開花した例が大谷選手と栗山監督だと思う。

高校卒業後は日本のプロ野球を経ずに大リーグを目指していた大谷選手に対して栗山監督は、直で大リーグに挑戦した選手よりも日本のプロ野球を経てから大リーガーになった選手の成功例をデータで示して大リーガー育成計画を立てられた。日本ハム単独の利益の為ではなく野球界の為であったことは証明された。人々に勇気を与えたその功績は野球界に留まらない。

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先輩面して後輩の短所を指摘しても直らない

後輩が先輩を超えていかないと組織は伸びない

それなのに、ベテランを切り捨てる組織は目先のことしか見ていない。

新人に見透かされると未来の自分を想像され見限られて他所に行かれます。

人が入れ替わってばかりではスキルの蓄積が為されず組織が伸びない。

誤魔化してフレッシュな新人だけで固めましたと見栄を張っても先がないと銀行や取引先に見透かされる。

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見ている人は見ている

研修をして後輩の方が自分よりも器量があると思った。デビューして成績が自分を超えていったら、管理者への打診があった。

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逆らわないと思って喜んでいる場合ではない

言われるがままにされるのは依存されています。

何でも素直に言われた通りにされるのは依存関係にあるのではないかと不安になります。

(じゃあ逆らってあげようか。)

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言われた通りにするだけでは評価は上がらない

相手を儲けさせる、相手の評価が上がる行動をとっていたら、自分の収入も増えていた。

(それって忖度じゃん。)

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自分の利益のためにとる行動は忖度とはいえない

褒めてもらいたい、覚えをよくしたい、という動機は欲から出ています。耳障りのいいことしか言えないのはイエスマンであり忖度ではありません。

周りが耳障りのいいことしか言わなくなったら裸の王様化していると警戒して手遅れになる前に注意が必要です。

周りが皆裏切り者だったと恨み言を残すのが失敗したリーダーの末路です。諫言ではなく甘言を欲しがるのは孤独に耐えられなかったからです。

(リーダは本来孤独で孤高の存在、周りをイエスマンで固めておべっかを欲しがるのは、孤独に耐えることはできませんと対外アピールしている。晩年の秀吉はイエスマンで固め、家康には批判的で諫言する家来がいた。)

(自分を万能と思うか、完璧ではないと自覚しているか、万能だと自惚れているのに甘言を欲しがるのは実は自信がない。絶対の自信があれば諫言されてもスルーして言った人には何もしない。)

(それはそれで厄介だね。)

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生徒の器が教師以下では国の未来はない

卒業生がすべて教師の器に満たない人材ばかりでは国の未来はありません。世界の政治家よりも権力があり、世界のセレブよりも財力があり、世界的な芸術家よりも作品が高く評価される教師はいません。

(それは教える能力とは別。)

(そういう教師はマンガやドラマのネタ。)

先輩を超える新人がいない組織に未来の発展はありません。

(次回に続きます。)