言われるがままにして責任を擦りつけられた?
コロナ禍の頃、A新聞に三段抜きで大手の委託業務を請け負っている下請けが、クレーム隠しをしてその責で契約解除されたという記事がありました。
記事の見出しを見て、ああこれは出来レースじゃね と思った。
A紙はデカデカだったが、併読しているN紙は記事にもしていなかった。編集サイドでくっだらねーと判断したのではないかと思った。
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力関係だけで決まらない
下請けだから文句も言えずに被ったんじゃない?という穿った見方もあるだろうが、そんな簡単な話ではないだろう。クレーム隠しを全面的に被れば信用に関わり、今後の業務請け負いの営業活動に支障をきたすだろうし、名誉の問題だから ああそうですかわかりました とは行かないだろう。
元請けの関与を窺わせる証拠がなかったか掴めなかったのだろう。
委託する側も余りにも強引に力関係で事を進めたら、優越的地位の濫用にあたり、そのような評判がついたら警戒されて、請け負う業者と契約するまで手間取ることになります。
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担当者の無能無関心はありえなくね?
まったく預かり知らぬことで全部委託先が悪くて発注元には何の責任もない。担当者はまったく気付かなかった。そこまで無関心な人を担当に指名したのは人事のミスとも取れるが、そこまで無能ということはなく、まったく気が付かないのではなく、薄々感づいていたが、うまく回避して責任を逃れたのではないか。
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爪痕を残しておけば上層部、第三者のチェックにかかる
発注元に責任はなく、委託先の全責任になったのは発注元の担当者が責任を問われる事態にならなかったからであろう。
うまく回避出来る仕組みが仕込まれていたのではないか。
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業務効率化のために早く短くはフツーにある
急かされて、言われるがままに、委託先はまったく記録を残さなかったのではないか。
(それでは本当に早いとは言えないね。ズルしてるね。)
それで上層部、第三者のチェックに引っかからなかったのではないか。
残っていたら 担当者が知らない は通らない。
(嫌がられても残した方がお互いの為)
(無責任無関心なら知りたくもないだろうね。)
(責任感のある担当者なら向き合って対処法を考えるよね。知らないままでいたら裸の王様になってしまうと危機感を持つよね。)
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自分可愛さに言われるがままは自分に返ってきます
感情を害されても事実は事実として報告すべきです。
言われるがままにしても、最後は全部責任を擦り付けられてボイ捨てされたのは自業自得とも取れる。
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感情的になって明後日の方向にブーメランを投げ返さないか注視しよう
かなりキツイことを言われた、知られたら感情を害されるかもしれない、ここは伏せておこう。
それは気遣いや忖度ではなく、ゴマすりです。
ありのままを報告して、どういう反応を示すか探るのです。感情的になるなら、いつ責任を擦り付けられるかわからないのでオサラバの準備を始めた方が無難です。
(それではまた)
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指示の内容を分解しよう
長期的に契約を継続いただける提案をしましょう。
こちら側目線で相手側が到底受け入れられない提案を強引に進めましょうとは言われていない。
長期的な継続はこちら側の都合です。希望です。
失敗した人の話を聞くと言われた通りにしたら破談した。と文句を言う。
指示はわかりにくいが、そんなことをすれば破談するのは火を見るよりも明らかです。
長期的に契約を継続いただける提案をしましょう。
こちら側目線で相手側が到底受け入れられない提案を強引に進めましょうとは言っていない。肚の探り合いをしながら妥結をするまでです。